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 夕方の回のチケットなら取れたので、見に行って参りました『サマーウォーズ』。
 ネットでチケット取ったあとに気が付いたのですけれど、先月『ヱヴァ』を見に行ったときに前売り買ってませんでしたっけ?(笑)
 ま、今日は映画の日なので前売りより安く見られたので良しとしましょう。


 んと、で、本編なのですがー。
 ○△×で言ったら△、100点満点評価だといいとこ70点。
 ばっさり切っちゃうなら60点かなぁ……。

 ・物語を盛り上げる演出上の力点が、シナリオ上での力点に重なっていない。
 ・物語を転換する「押し」が偶然に頼りすぎている。
 ・陣内家以外の市民が無力過ぎる(陣内家一族が特別扱いされすぎる?)。
 ・家族の絆を謳ったわりには、家族の力で解決できていない。
 ・事件解決にあたって勝負の場にベッドするものの価値が適当ではない(負けて失っても損害のほどが不明すぎる)。
 ・夏希のCV桜庭ななみさんが予想した以上に棒だった……。

 とまぁ、悪い点がわたしには目立ちました。
 もちろんシナリオときちんと相関されていないだけで演出的に盛り上がるシーンはありましたし、実際に劇場内では笑いも生まれていました。
 決して見どころがなかったわけではないのですけれど、いかんせん、シナリオおよびストーリー展開に違和感がありすぎたのです。


 「家族」をキーワードにして事前広報を続けてましたけど、昔からの土地に一緒に暮らしているという地方の「大家族の日常」以上の絆ってものは描かれていなかったように思います。
 事態打開に動いたのは「家族」だからではなく「個人の善意」があったからです。
 主人公である健二の「あきらめない気持ち」、佳主馬の「成長する気持ち」、侘助の「恩返しの気持ち」があったからです。
 それは物語としては正しい要素なのですが、それでも事前に明かされている(そして視聴者へ期待させた)ものとは異なっています。


 キービジュアルでは夏希が一族を前に旗を持ち立つ姿が描かれ、いかにもヒロインとして中心人物、キーパーソンのように描かれていますが、これがダウトすぎ。
 パンフの中にも
 「切り札は夏希と健二! 混乱した世界を救えるか!?」
とコピーが打たれていますけれど、正直、彼女が切り札的立場に収まることには納得がいきませんでした。
 切り札に成りうるからヒロインなのか、ヒロインだから切り札と成り得たのか。
 彼女は、選ばれたわけでも望んだわけでもなく、ただそこに居たからその役を与えられたにすぎません。


 あえて今作のヒロインを選ぶとするならば、それは栄おばあちゃんしか居ないと思います。
 残念ながら家族としてのつながりを彼女を中心として描ききれはしませんでしたが、たくさんの人をまとめ、動かし、期待と羨望を集めた彼女こそがヒロインだと。
 そしてそのヒロインに望み願われ頼られた健二は、まさにヒーローでした。
 夏希? はぁ?
 ヒーローに対して期待も希望も持ち得なかった「ただ親しい女性」がヒロインであるわけがありません。

 ちうか、健二を都合良く振り回し、裏切り、失望させておきながら、しかし自分が望むときには駆けつけろ!みたいな態度、ひどく鼻についたのですけれど?
 コケティッシュな可愛らしさというものではなく、自分本位でしかなかったような。


 夏希のCVであった桜庭さんの演技に満足はいきませんでしたが、しかしドラマなどを見ている限りではあのようなものだったかなー、精一杯やっているかなーと理解できるのです。
 だもので過剰な期待はしないつもりで、むしろ話題作りで声をあてただけ……ってくらいまで期待を落とし込んだつもりだったのですが、それでも、これは、ちょっと……。

 しかしそのような演技力の彼女をCVとしたキャラクターが作中で大きな活躍をしなかったのは(活躍させなかったのは?)、ある意味英断であったかもしれません。
 あえて重要な場面から外した……と見るのはうがちすぎでしょうか(^_^;)。
 健二のCVを演じられた神木隆之介さんは上手かったんですけどねぇ……。


 いろいろと悪い点ばかりを挙げましたけれど、面白い点が無いわけではありません。
 繰り返しますけど、見どころはありました。あります。
 この夏の娯楽映画。
 それくらいに割り切って見るあたりがちょうど良いのだと思う作品でした。



 パンフ読んだら頼彦おじさんのCVって田中要次さんだったんですね!
 由美おばさんが『時かけ』の真琴で、その旦那さんが功介……。
 いかん……深読みしてしまう(笑) ←深読み違う、妄想だw

 さすがに一族の誰彼を覚えるには人数が多すぎましたし、そういったところを楽しんだり、もっと気楽に構えず見るためにも、前売り券使ってもう一回見てこよっと。
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