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 あ……甘酸っぱぁぁぁぁぁ――っ!!!
 でもって、ほろ苦ぁぁぁぁぁ――っ!!!
 うひーっ!(≧△≦)

 予定日に事情がある者同士で行われる予備校の前日模試。
 集まった4人が模試を受けているなか、突然の停電。
 どうすることもできない時間を過ごすために、ひとりが提案。
 「恋の話を、しようか」
 ただ予備校で顔を合わせる程度の間柄でしかなかった4人の距離が、このときから縮まり、複雑な関係を描いていくお話。


 うひゃぁ……。
 「大学受験を迎える頃の高校生」って世代の等身大な姿がチクチクするわー。
 世間を知らないほど子どもではないけれど、かといって世間のなにを知っているといえるほど大人でもない頃。
 身体と心ばかりが大人になりかけていても、所詮は大人に護られている身分。
 息苦しいんだけれど、護られていることで許されている自由さがあるっちう。


 4人、それぞれに望みがあって、そしてその望みを危うくする悩みがあって。
 各人の悩みなんて、あと数年、大人になってしまえばなんてことない悩みになってしまうのだけれど、いまこの瞬間では世界の全てを決めてしまうような重要な悩みなんですよねー。

 悩みなんてものは、それが及ぼす影響力の大小が問題になるのではなくて、当人がその悩みをどれだけ真剣に思うか否かが問題になるのだなーと思います。


 で、そんな悩みと望みに揺れ動きながら、「停電仲間」であるお互いが互いのことを気に掛けるようになっていってー。
 ひとりで抱えるには重かった悩みを、べつの誰かが支えてくれたことで軽くなってー。
 「ただの顔見知り」が「大切な仲間」になっていく流れって、ああこの世代なら本当にあるなーって感じられます。


 そんな「仲間」としては最高な人たちなんだけれど、「恋心」が入ってくると難しくなるのですよねー。
 しかしその気持ちが向かう先が見事にスクウェアを描いているものですから、もうどうしようもないわ(T▽T)。
 どこかに気持ちがぶつかりあうような混線箇所があればいいのに、綺麗に四角関係を描いちゃっているんだもん。

 恋心としては、せつないしもどかしい。
 んでも、大切な関係としては、その四角関係が極めて安定的に見えちゃって……。
 読み手としても綺麗に落ち着いてしまっているその関係を、あえて崩すことはできないかも……とか思ってしまったわ!(><)
 どうしてこの子たちは……。



 雪国っぽいどこかの地方都市って舞台背景がまた良いわ!
 大学受験という転機を迎えるに当たって地元を出るのか残るのか、そして将来は戻ってくるのか戻らないのか。
 年頃の青少年たちには、もうそれだけで物語になってるっつー。
 でもって、そんな心情やら雰囲気やらを哀切・哀愁とともに描いてるなーって。



 残念なのはエピローグ。
 ひととおり四人のエピソードが終わったところで、トンと時間を進めて少しだけ大人になった四人が集うところへ移るのですよねー。
 時間が経っても集う四人の姿には嬉しくもあるのですけれど、その中にはエピソードのなかで悩みを消化し切れていないメンツもいるってあたりが……。

 悩みは必ずしもその時代に解決されていくものではなく、そして悩みを抱えたまま少年少女は大人になっていく……ってことなのかもしれませんけれどー。
 しかし現実はどうあれ、物語としては作品のなかで「答え」を見せておいて欲しかったと思います。




 市川くん、誰かと印象がかぶるなぁ……と思っていたのですが、ナコ兄でした(笑)。
 ナコ兄よりもっと人付き合い悪いですけどー。
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