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 無差別テロに遭って命を失った少年が、異世界の生き物の手を借りて「その日」に死なないようにするため人生を10歳からやりなおすお話。
 とはいえ、どうすれば人生が好転するのかハッキリとはわからないために、そこはダメもとで、再び「その日」が来ても後悔をしない生き方をしていこうと。

 やり直し人生クリアのための条件がわからないとはいえ、彼が行ったことといえばオンナノコに声かけまくりってのがまた……(^_^;)。
 いや、まあ、かつての自分に出来なかったことを、やりなおしの人生の今回では「後悔しないよう」動くだけの理由が彼女たちに対してあったので、けっして突飛な行動でもないのですけれど。
 それに好色で動いているワケで無し、共感できるような「勇気」がそこにはあるので物語のベクトルを崩してはいないのですよねー。

 まぁ、ラノベらしい流れ……ではあるのですけれど(^_^;)。



 都合3人のオンナノコが登場して、彼女たちが抱えていた――そしてかつての自分には解決できなかった問題を解決していくという。
 抱えていた問題や悩みが無くなった、あるいは軽くなった、変わっていった彼女たちの人生はもちろんのこと、そんな彼女たちと付き合っていくことで少年の人生も変わっていく流れは面白いなーと。

 いや、ま、当たり前ですよね。
 そんな小さい頃からオンナノコとの付き合いがあるだけで、オトコノコの人生なんてまったく変わっちゃいますよね(笑)。


 しかし「やりなおしの人生」の中でなにがクリア条件になっているのかはわからないままに時は過ぎていって。
 再び「その日」を迎えてもクリア条件を見つけられずに、迫りくる「死」の恐怖に耐えられなくなっていくワケですがー。
 そんな状況にあってもココロが恐怖で全て支配されているわけでなくて、大切なモノを見失わないでいられた少年の心意気が好感。

 でもってこのあたりのクライマックスの展開が二転三転していって、まぁ!(笑)
 読み手の意識を巧みにリードしていっておきながら、かつここでその「(導かれた)予想」を超えて展開させる力量はお見事。
 先へ先へと読み手を止まらせないスピード感は、まさにクライマックスに相応しいものでした。

 3人もヒロイン格のオンナノコを登場させてどう収拾つけるのかと不安でもあったのですけれど、そこにきちんと答えを出しているところが清廉だな~と。
 彼女たちとの距離や関係をうやむやにせず、それでいて彼女たちが3人いたということに対しての理由付けも正しく用意していたあたりが天晴れっちうか。

 展開、そしてキャラ配置の妙など、計画性の高い作品だな~と感じました。


 ただ、思うに、「クライマックス」や「オンナノコとのエピソード1」というような部分部分での描写や展開にはしっかりとした安定感を感じたのですけれども。
 そうした各エピソードをつないで全体としての流れを見たときは、ちょーっと強引で大味なところがあったかな~……と思ったりして。
 もちろんそうした繋ぎ方での瑕疵を補えるぐらいに、個々シーンでの描写が巧みであったので全体として崩れることは無かったのではないかなーと思います。

 今作がデビュー作ってことで、次作以降では全体の流れも改善されることを期待かな~。


 んでも、やぱし作品として高い好感度を得られたのは間違いないです。
 オンナノコのためにがんばるオトコノコと、オトコノコを信じているオンナノコ。
 可愛らしくてステキな物語でした。
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