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 真新しい国際空港を守る最先端警備システム「ROMES」と、それに関わる人たちの姿を描いた第二弾。
 空港という場所柄、それに関わる人といっても実際にシステムを運用するセクションから果ては空港のショップで働く人まで多岐にわたっているワケで。
 あちこちへ視点が移りつつもその中心にあるのが「ROMES」であることには変わりないので、物語にブレはカンジませんでした。


 そんな中で中心人物と言えばやぱしROMESを運用するセキュリティセンターの面々なのですがー。
 そこの主任である成嶋と部下の砂村のLOVEっぷりがハンパないという。
 もうキミたちくっついちゃえば?と思わんばかりの相思相愛っちうか以心伝心っちうか(^_^;)。

「――そんなことより、支部長が自らここにいらした理由は?」
「君に、そろそろ床屋に行った方がいいと忠告しようと思って」
 成嶋は伸びた髪を指で梳いてから、おもしろくなさそうに行った。
「うるさく言う人間がいないから、忘れてた」
「ほう……。いつの間にそんな女性ができたのかな?」

 成嶋と本社の人間との会話なんですけれど、ほらやっぱり知らない人から見ればそういう関係に見えるんですって!(笑)
 このとき砂村は成田空港へ出向中。
 成嶋は鬼の居ぬ間のランドリーで自由を満喫しすぎているっちうか自堕落を楽しんでいるっちうか。

 わがままな王女様と忠実なる騎士だよなぁ、このふたりって……(^_^;)。
 その信頼関係があるからこそ、ひとたび事件が起これば同じ方向を向いて一心に立ち向かっていけるのでしょうけれど。



 んで本編。
 今回は「ROMES」開発時に生まれた因縁が発端に、死んだと思われていた伝説のテロリストが挑戦状を送ってくるワケですがー。
 いろいろと策を張り巡らせてROMESと成嶋の裏をかこうとしていても、むしろ策を弄するあまりの小者ップリを表してしまっているような気がして、相手として役者不足だった感が。

 ことに作品の主題のひとつが「機械は間違いを犯さない。間違うのは常に人間である」というところにあるだけに、グループを組んで挑んでくる犯人サイドの瓦解ぶりがまた……。
 どれだけ綿密な計画を立てたところで、それを遂行する人間が簡単に計画から逸脱してしまっては成功するものもおぼつかないワケで。
 ROMESが反撃するまえに、自沈していったカンジ……。
 だものでクライマックスでのカタルシスが微妙だったかなー。


 ただし犯行計画の遂行という部分を除けば、このグループに参画した各人の人間性の色づけは興味深かったカンジ。
 それぞれでまたひとつ物語が出来そうなくらいに濃いっちうか。
 あー、五條センセってこういうキャラ分けもできるんだなぁ……って、新たな一面を見ることが出来たのは収穫。



 ROMESの有能さは絶対的なんですけれど、西空内でその能力が及ばないエリアがあるのは前作でも今作でも突かれているトコロですし、そのシステムが万能であっても無敵でないと物語るのはもう十分かな~、と。
 それを上回る「奥の手」を用意するのはフェアではない気がしますし、もしシリーズとして続けるのであれば、やはり「人」の動きにかかってくるのかなぁ……。

 終盤で見せた成嶋の読みは冴えわたっていて爽快感がありましたし、その読みのもとで全力で駆け抜ける砂村の姿も熱血していて良かった~。
 敵にはその信頼関係が無かったから負けたのだと思えるくらいに。
 じゃあ、そういう信頼関係とROMESに匹敵するガジェットをもった敵が現れたら?
 そう思ってしまうのです(^_^;)。
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