本やアニメの感想と、日々のつれづれなることを~。
プロフィール

鈴森はる香

Author:鈴森はる香
独断やら偏見やら、感想と妄想が入り交じるサイトです。
Twitter

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索

RSSフィード
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 bk1購入だったので著者が「17歳の女子高生」とは知りませんでした。
 購入のきっかけは玉置勉強センセのイラスト買い。
 うん、この世界に玉置センセをチョイスした編集は良いセンスと確かなアンテナを持っていると思う~。
 もうそれだけで世界の雰囲気を構築しちゃってますもん。


 で、ひるがえって本編のほうはといえば、んー……。
 作品という体は整っているのですけれど、商品としての意識に欠けているカンジ。
 正しい文章が良い物語を生み出すとは限らないワケで。
 なんちうか、読み手へ「媚びる」ような魅力をかたくなに拒んでいるような堅苦しさお感じます。
 それは、あれですか。
 十代という年齢からくる潔癖さですか?


 不安定な世界があって、なんとかしようと想いが衝突し合って事件が起きるのですが。
 その中で生きている人たちに、その人たちの行為に、読み手を共感させようという仕掛けが無いのですよねー。
 あくまで彼らは彼らの理由「だけ」で動いている。
 それを間違いだと言うのではないですけれど、商品としては魅力に欠けるかなー。


 「書きたいから書く」ということだけでは難しいのでは?
 「書きたいこと」あるのはもちろんで、それをどう伝え、どう読み手に受け取ってもらえるかまでを意識されていないと。
 もちろん「良いモノであれば媚びなくても人はわかってくれるハズだ」という信念があるというなら別ですけれど。



 最後に1点。
 冒頭、男の子の描写で次のような文が。

 齢十七。いまだ少年の様子が色濃く残る顔立ちをしている。

 童顔であるという主張はあるのかもですが、わたしは17歳という年齢がまだ「少年」として許されている社会風土なのだと受け取りました。
 吉原だ花魁だと苦界のことを物語るにしては、ずいぶんと緩い社会なのだな……という印象をここで。
 もちろん彼個人の出自に由来したものかもしれませんけれど。

 そのもの自体を直接に描かなくても、世界の輪郭はなぞられていく……と思った次第。



 萌えだなんだのオタクビジネスを展開しろと言っているのではなく、キャラクターにしか分からない感情で完結してほしくないなぁ……と思うのです。


スポンサーサイト
<< チェンバーズレコーズ 5th Anniversary Live へ行ってきた~。 // HOME // 文化の中継点というカンジがしたバングラディシュ・フェスティバル >>

管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://maturiya.blog107.fc2.com/tb.php/922-219b5a85
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
// HOME //
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。