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 大会一回戦敗退が常だった弱小バスケット部へ、強豪私立校から転入生がやってきて。
 以前の学校では部員間の軋轢でバスケットをやめてしまおうとまで思っていた転入生だったけれど、T校バスケ部員のおおらかでひたむきな気持ちに後押しされて再びボールを手に。
 そんな彼の加入と指導によって、弱かったチームがやがて優勝を目指すようになっていくお話。

 えー、まぁ、マンガで言うとことの『キャプテン』なんでしょうか。
 実際、転入生の役どころがそうでしたし。
 異なるのは彼にはもともと才能があって、それなのにスポーツ以外のことでその才能を曇らせてしまっていた……というあたり?

 スポーツに限らず、社会は人との交わりで動いていくものですから、誰かの才能が開花するためには当人の努力はもちろん、周囲の人の理解も必要なんですよー……という。


 でもってそうした「持てる人」だけでなく、当初は才能が無いと思われていた部員たちにも見るべき人が見れば個性と呼ばれる才能がある、と。
 その個性をスポーツというシステムのなかで活かすためには、やはり周囲の、それも指導者の部分が小さくないということも示しています。

 ただの個性と言う無かれ。
 それは素晴らしい輝きを放つ原石なのかもしれないのです。
 ただしそれを価値あるものとして認められる人のそばにあってこその話。
 価値を見出さない人の前では、個性は個性のまま埋もれていきますよ、と。



 努力によってそうした才能が開花していくエピソードは微笑ましく、また熱さも生じるのですけれども。
 いかんせんバランスが悪いかなー。
 部員全員……は無理でも、せめてレギュラーメンバー5名にはエピソードを与えてあげるべきではなかったのかなー。
 それをしないのなら、あえて数名を省くのではなく、もっと主人公ポジションの転入生へ焦点を絞るとかー。


 バスケット部のお話というには各人のウェイトに差がありすぎですし、かといって誰かの視点を中心として語られるというには視点がばらけすぎてて……。

 バランスの悪さについては配役についても。
 敵は常に外にあり、内に入ってくる人は全て善人スタンスというはどうにもむずがゆくなってしまいます。
 同世代の仲間のなかにあって、活躍する人とそうでない人の別が生まれてきて、そもそも体格によるハンディもままならないというのに、そうしたことに対して仲間内では誰ひとり妬みや誹りをしないですし、さらには自分に対して卑屈にもならないというのは出来すぎているのではないかなーと思ってしまったわー。

 性格や役割についてあらかじめ一面的に設定されている「枠」から全くはみ出してこない気持ち悪さといいましょうか。
 たとえば「お調子者」と設定されたら、彼の役割も行動もそれだけに終始するという。

 仲間同士助け合って大きな目標へ向かって動き出す熱さを感じてもどこか空虚な感を覚えてしまったのは、そうした性格や行動の単純さが原因なのかもしれません。


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