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 量産プロジェクトを期日内に成立させる手腕に長けた派遣上がりの女性が、配置転換によってワンオフものを作る部署へと転属。
 不慣れな職場に惑い、あるいは性差による意識の違いや仕事への情熱、プロジェクトそのものの意義について悩みながらも走り抜けるお話。

 アンドロイド作成のお話と聞いていて実際に稼働状態にあるアンドロイドも登場してくるのですが、交流より製作の部分に焦点が当てられててちょっと肩透かしなカンジ。
 男性社会の技術畑で奮闘する女性……という世界は面白かったですけれど。


 機会による自動化が進んだ世界で人間は「機械の調律師」になってしまって、本来人間に蓄積されるべき技能や感覚が機械の人工知能にのみ記憶されている……という背景も興味深いです。
 より正確な作業を行わせるため、機械の動作をアジャストしていくという。
 しかしそれでは発生するトラブルへの対応力が養われず、トラブルでなくてもイレギュラーな仕事へも就けなくなる不安が発生しているワケで。

 機械は間違いを犯さない。間違いを犯すのはいつだって人間の側。
 そんな場面を描いた冒頭のアクシデントは面白かった~。
 「事務のねーちゃん」に現場のコトなどわかるまいと見下していたところへ的確な反証と対応策を打ち出されて窮する面々。
 現場の人間と事務方、そして正社員と派遣といった対立構図のなか立ち回る主人公が痛快でした。

 そんな主人公に言われてしまったあとでの現場主任のお言葉。
「どんな大規模変更のモデルチェンジがあったって、工場は何事もなかったような顔して切り替えなきゃ本物じゃねえんだ。おめえらメイドインジャパンのメーカーの人間だろうが! ぬるいこと言ってんじゃねえよ」

 自分たちが技術屋だというなら、その技術とやらを見せてみろ、と。
 その魂や熱いですなぁ(笑)。



 全編を通してこの熱さが保ち続けられていれば良かったのですけれど、あいにくとそうなならず……。
 作品背景としてはそんな熱さは過去の遺物になってしまい、便利になった世界では安定志向やブランド志向のようなぬるま湯に染まってしまっているという。

 また若年性痴呆症にかかってしまった父の介護をしなければならない立場や、自らが携わって世に生み出す「製品」が決して社会的意義のあるものとは限らないというむなしさなど、物語が進むにつれての陰鬱さは正直わたしには重すぎました。

 技術考証などの部分では面白く感じましたので、今後に期待……かなぁ(^_^;)。



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