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 戦場で失った左前腕に移植を受けた女性兵士が、別の作戦の果てに辿り着いた島で、自身とそっくりな女の子と出会うお話。
 島で起こる“神隠し”を通し、軍産複合で取り組まれた社会の暗部を知っていくという。

 富士見ヤングミステリーでデビューした「木ノ歌詠」センセの新しい名義とのことで。
 今作でも徳間Edgeの賞を受賞したり、ほかにも受賞歴があったりと、客観的な力量は疑うところが無いってことですかー。
 富士ミスでの作品はあまり印象に残っていないのですけれど、今作での題材っちうか目の付けどころは、なるほど~と、その才能を感じられるモノでした。
 いわゆる「社会の闇」のような部分に意識を払って、それを描こうとする姿勢は、単純に筆致などの技巧的部分ではなくて、もっと別な職業意識のような部分での目標の高さを感じます。

 もちろん、そうした姿勢は「描きたいこと」への意識が先行してしまう場合もあるのですけれど。

 今作でもそうした主題は良いとしても、描き方が的確であったかどうかは疑問が残りました。
 現代と過去回想が交錯する技法?は、そこで説明が必要であるという作品としての必要があるにしても文章として分かりにくさがあったかなー。

 ほかにも、事件ばかりに目がいって、キャラクターを描くことへの注視が怠っていたような感が。
 キャラモノだという意識が持てないなら、キャラクターに変な色付けはしないほうがセンセの才能を活かせるのではないかと思ってしまったわー。
 たとば今作であれば、キャラクター個人ではなく「兵士」という職業に焦点をあてる……とか。



 実力を感じられる作品。
 んでも、このままでは遠からず息詰まりを起こしてしまうのではないかという不安も感じた作品でした。


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