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 うーわーっ! うわーっ!
 この情け容赦ない選択の突きつけかたは、まさに三雲センセらしいわ!
 でもって初めからの布陣は、まさにこのためにあったのかと納得せざるを得ない計画性!
 だ、だめだ……こみ上げてくる興奮が抑えられない……!

 “一巡目”の世界で楽しげな日常を見せたのは、やがて訪れる滅びへの感傷を倍加させるためだろうなぁ……と。
 まったくもって嫌らしい演出。
 読み手のわたしの目は“二巡目”の世界の住人である智春と同期していますから、“一巡目”のことはやはり別世界の話なのですよね。
 でも、だからといって滅んで当然とまではもちろん思わないワケで。
 むしろその犠牲の上になりたつ救いという重さがより一層……。

 “一巡目”の世界の人たちも、なにも座して待っていたわけではないですけれど、律都さんが多元世界の中で見たように、この世界では救いはなかったのですよね。
 きっと、なにをしても。
 ダルアの独善的行為は枠にとらわれた限界によるものかもですけれど、はたしてそれは彼女個人の資質だったのか。
 そういう枠にとらわれた住人ばかりであったから世界は滅んでいくのではないでしょうか。
 彼女のしたことや考えを認めるつもりはもちろん無いです。
 でも、彼女は彼女なりに運命を変えようとしたということだけはわかってあげてもいいのではないかと思うのです。


 で。
 律都さんが見た唯一の可能性である智春たち“二巡目”の世界の住人だって簡単にそれを成せるわけではないことが示されているワケで。
 大切な人を犠牲にはらい、それでも成さねばならないことがあるから前へ進む。
 でなければ戦場へ送り出してくれた人の期待も希望も、そして犠牲になった人の想いすら無駄にしてしまうから。

   『もう我慢しなくていい。操緒が許すよ……』

 これを言われたときの智春の絶望は計り知れないわ……。
 ここまで来る中で、途中、無駄にも思える展開があったようにも思うのですけれど、たぶんどれひとつ必要でなかったことは無いのでは?
 智春にはここへ辿り着くことが必要であったし、ここへ至るまで全ての経験をする必要があった。
 そして彼をこの舞台へ立たせたかった人たちにも、やはりこれだけの時間がかかったのだと思うのです。
 だから、無駄とか不必要とか、そんなことはなく、こうなることは必然だったのだと。

 それを仕掛ける三雲センセには脱帽するしか無いのですけれど、けれど――!
 どうしたらいいのかなぁ、このやるせなさは……。

 あとはもう、再び智春の目を借りて、この世界が救われることを読み手として待つしかないです。
 「僕のかのじょ」と言ったからには、マジで責任とってもらうしかないわ!
 いろいろと!(TДT)



 日常観念を超えたところからやってくるラスボスの存在は、まさに三雲ワールド全開なカンジ。
 急転直下でクライマックスに向かう展開は、ホント見事だわ。
 ブラヴォー!

 しかし、あとがきに「ちんまりとした学園内のお話に無事戻れるかどうか」とかあるのですけれど、それって……できますか?(苦笑)
 ここまで盛り上げといてそれは無理のような……(^_^;)。
 でも、そういう世界を、もう一度見たい!とも思うのは、やはりあの決意と覚悟を見せられてしまったからでしょうか。


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