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 だ、だまされた……ちうか、間違えてたわー。
 今回は1冊完結ではないんですね……。
 革命にともなう王政廃止、不自由の無い生活から転げ落ちた王子さまのことをやけに詳細に描写していたので、おっかしいな~……とは思っていたのですが。
 片側しか描かないでは「恋歌」になりませんものねぇ……。
 だもので読み終えた直後は「あれれ~???」と疑問符が並んでしまいましたよ(T▽T)。


 そんな次第で今回の感想としては「まだまだだな~」というトコロ。
 互いの身分と立場を知らずに出会ったオトコノコとオンナノコが居て。
 それぞれに好ましい印象を抱いたというのに、ふたりの先にある未来は優しいものではない運命を背負っているという。
 「ロミオ&ジュリエット」と単純に言えるのかもしれませんけれど、オトコノコのカルエルのほうの負の感情が出会いより先に描かれている点で、オマージュ元よりその影が色濃いような気がします。
 またオンナノコのクレアにしても決して幸せな日々を送っていたわけではないので、彼女もまた暗いところからの立ち位置で始まっているワケで。

 ……うあぁ。
 これだけ距離が離れていると、ふたりの幸せな未来が思い描けないわー(T▽T)。
 でも「ロミオ&ジュリエット」なら、それでも、悲恋でも結ばれるのかなー。
 だとするとカルエルの義妹のアリエルがふたりのあいだに割り込む余地は無いのかなー。
 ふっ……応援しがいのあるオンナノコだじぇ(笑)。


 ……あ、え? ちょっと待って。
 これが「ロミオ&ジュリエット」だとしてカルエルがロミオだとすると、アリエルってマキューシオじゃないですよね??
 え? え? えええっ?!?



 本編の内容自体には若干肩透かしをくらった気がするのですけれど、それでも物語の今後を期待させるには十分でした。
 そんななかで今作の素晴らしいところを挙げるとすれば、口絵カラーと冒頭。
 空を往く浮遊島「イスラ」を雄大に描きながら、そこに重ねられるコピーが――


旅立ちなんかじゃない、
これはきれいに飾り立てられた
追放劇だ。



 ――ですよ!?
 この絵と一文が持つ衝撃たるやハンパねぇっすよ!!!(><)
 なんかもう、これだけでハートをわしづかみにされましたよ。

 わかりやすいキャラクター絵で賑やかにして、まずはキャッチーに読者を取り込んでしまえ!……というような昨今の(というかライトノベルというジャンルの)風潮とは全く違うデザインでとても好感です。


 で、その口絵を過ぎてようやく本編冒頭なのですけれど、ここまたスゴイ。
 くそったれの旅へ出よう。
 ――から始まる一節。
 これがひどくひどく胸を打つのですよー(TДT)。

 ぶっちゃけ、本編は描写過多でまわりくどい部分がなきにしもあらずに思います。
 んでも、この一節はストレートで、これだけで作品の価値が高まった、物語がひきしまっているような気がします。
 こんなパンキッシュな一文、ひさしく見たことないわ!
 素敵すぎます!(><)



 まだまだ物語の入り口でしかない今作。
 それでも潜在する魅力をそこかしこに感じられる作品でもありました。
 次巻、ちょー期待です!


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