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 う、うーん……。
 片川センセは現在、大学の獣医学科へ在籍して大学生活を満喫中とのことですが……。
 この作品って、そこでの生活体験を活かした「だけ」の私小説、ですか?
 なんちうか結局のところ「いろいろあったけど、わたしは元気です」みたいな身も蓋もないトコロでオチているカンジで、それが想像の産物ならまだしも実生活とかなり近似であるとするならばフィクションとして見るのも易しくないような気がするのですよー。

 ……てことは、あれか。
 片川センセは、幸せな恋をしてきてないってことになってしまう(^_^;)。


 実はお姉ちゃん目当てで交際を申し込んできたという高校の時のオトコもアレですけれど、恋人が不安になって口にしてしまった「別れて欲しいの」という言葉をそのまま真に受けて「君がそう言うなら」って取り乱しもせずに受け入れるオトコっちうのもかなりアレな気がします。
 優しさと従順は違うよ?
 そして、君が望むこと全てを叶える、っちう態度は優しさとは違いますよ?

 家畜に対して「動物」として接することのできる主人公に興味を持ったとはわかりますけれど、彼が抱いていた「好き」という感情がどの程度のものであったかは不明です。
 あまりにも主人公のことを受け入れすぎていて、彼なりの「自分」というものが全く見えてこないっちう……。
 まるで都合の良いプログラムをされたロボットのようで……。


 うん。
 そういう彼の言動を不安に思ったからこその「別れて」発言だとはわかるのですけれど、そういう彼を一度でも認めた主人公って、高校生のときにバカなオトコに引っかかったときとなにも変わっていないような気がするのです。
 変わっていないっちうか、経験を活かしていないっちうか。

 どうして人を好きになるのか、恋ってどういう気持ちなのか。
 そのあたりの感情面での成長が全く見られないのですよね。
 つまり、成長譚としては少しも機能していないという次第で。

 物語とは主人公の感情の動きを表現するものですけれど、いささかも成長の跡が見られないそれは変化ではなく誤差に収まる程度の「ブレ」でしかないと思います。
 まだ10代の女の子に明確な成長を求めるのは酷かもしれませんけれど、だからこそわたしはこの作品をただの私小説にしか感じられなかったのです。


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