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 冴えない小学生が少しだけ勇気を出してみたら、地球規模、宇宙規模の冒険に巻き込まれるというお話。
 時間経過はほんの数日なのに、そのなかで起きる変化はものすごく大きくて。
 それだけに冒険の濃さ?がギュッと濃縮されているカンジ。
 中盤以降の話の広がり方は、ああ岩本センセらしいなぁ~と思うことが出来て良かったデス。

 んでも、そこまで広げるまでに展開上でいくつかのステップを踏むように仕組まれているあたり、上手くないなぁ……とも感じてしまいました。
 もっと、こう、スマートにいかなかったのかなー。
 次から次に事態が展開していく……と言えば聞こえはいいかもですけれど、いま起こっている事態が収拾してから次の展開が待ち受けているような感があったと言いましょうか。
 筆致のぎこちなさとは違うのですけれど……。
 3度目のデビューというブランクがカンジさせるのかなぁ……。



 岩本センセの作品って、最大の局面において主人公が「最大多数の最大幸福」を選ばず、自身の思いこみを信じることが特徴だと思うのです。
 それで失敗してしまえばただの自己満足でしょうけれど、その選択だって決して間違いではないということが後に明かされるのですよね。
 もちろん未来のことなど誰にも分かりませんから結果論で議論しても始まりませんけれど。

 その瞬間において全体の利を選択するのか、個の思想を貫くのか。
 ただそれだけだと思うのです。
 そこに利益の大小は全く関係なく、選択として与えられる道のどちらもが正しくもあり、そして選ぶことは残された一方を切り捨てるという絶対の現実だけがあります。
 そして選んだ先に倖せがあるからこそ、岩本センセの作品はエンターテインメントであると思うのです。


 次は6年も10年も待たされることなく、岩本センセの新作を目にすることができたらなーと思います。



 ところで。
 今作は新レーベルの朝日ノベルズから刊行されたのですけれど、その新レーベルに際してのオビのコピー。
 「ライトノベルを越えたエンタメ新レーベル」
 ――ですって。
 芸が無いっちうか、信条が見えないっちうか。
 右だか左だか、あるいは上だか下だか知りませんけれど、レーベルの基準を「ライトノベル」に定めるっていうのは、方向性でもなんでもなくてビジネスの立ち位置でしかないと思うのです。
 この業界へ打って出るという意気込みはわかりますが、自分たちがなにを表現していきたいのかこれでは不明ではないでしょうか。
 そういう売り方しかできないのだとしたら、先行きは決して明るくないと思います。




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