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 人間としての生は奪われ、人ではない存在となって世界に在り続けるとかー。
 傍若無人なロリ系ヒロインに振り回されながらも彼女の目的を叶えようと動くところとかー。
 子細なところでは手を変え品を変えしてきていますけれど、構造自体には目新しさは無いかなー。
 むしろ既知感がありまくりと言ってもよいかも。

 まぁ、でもしかし。
 そんな展開であっても目を引いたのは巻頭カラーの扱いでしょうか。
 扱いというかデザインというか。
 ここでのミスリードが終盤までの展開において「意外性」となって受け継がれているような気がします。
 「あのキャラの」「あのシーンを」「あんな雰囲気で」描きますか!みたいな。
 この意外性だけは、ほかのなにを置いても好感だったわ。



 もっともその他の点ではあまり好感できなかったのも事実なのですが。
 たとえばキャラ名に「氏姓」(しかばね)とか「泣空」(なきがら)とか、言葉遊びのような一見しただけでは読めないような名前を設定していたり。
 誰かへのオマージュやリスペクトなのかもしれないし、あるいはそうではなくてセンセご自身のセンスなのかもしれないですが。
 わたしはこーゆーの好きくない、と。

 ……ちうか、正直に言えば、いまの業界でこういった方式で名前を設定することに気恥ずかしさをおぼえてしまうのですよ(^_^;)。


 主人公の氏姓偲という人間の性格も好きではなかったというか違和感を。
 これまで幼なじみにべったりされていたから周囲の人間も勘違いしてしまっているが自分と幼なじみはそういう関係ではない……とか言い張るのですが。
 それって幼なじみのせいではなくて自分が踏み出さなかっただけじゃないのー?と。

 ラブレターなんて絶滅危惧種を手にしたのはもちろん今日が初めてだし、告白されたことも告白したこともなかった。大げさかもしれないが、誰かから好意を抱かれていると自覚したことも初めてだったかもしれない。それに関してはたぶん環境的なものが大いに関係しているのだろうと、彼は割り切っていた。
 そう、環境が悪いのだ。
 具体的に言えば、あの幼馴染みが。


 ……なんか、もう、サイテーな言いぐさではないですか、これ。
 自分が誰かに好意を持ったことがるのかどうかは考慮に入れず、誰かから好意を得る得られないという点にのみ執着しているとか、もうね。
 しかも好意を得らられないのは幼馴染みのせい……って、受身すぎて気持ち悪いわ。
 実際には幼馴染みの存在がたしかに邪魔になっていたという事実があるのですけれど、それにしたって自分から行動を起こしたことが無いなら意味無いと思うー。
 むしろ行き過ぎのきらいはあったとしても、実力に打って出ている幼馴染みの行動を応援したくなったわ!(><)
 さらに彼は今回初めてラブレターをくれた相手について、そんな状況を変えるための初めの一歩としか考えていないワケで。
 選り好みをしていられる身分ではない……とか言って。
 なんかもうね、もうねっ!!!(`Д´)

 ……実際の高校生のノリとしては「アリ」なのかもしれませんけれど、ラノベの主人公像としては鬼畜の部類じゃないですか?
 鬼畜とまでは言わないでも、かなり失礼な性格していると思うー。
 ちょっと共感できなかったわー。


 死体をつなぎ合わせて蘇生されてからも、そんな自分の状態に狂うことなく容易に受け入れる……ってのも、ずいぶんと勝手のいい性格しているなーとか。
 さきの恋愛観にしても、自分の人生観にしても、こうした軽めのノリのほうがいまは受け入れられるのかなぁ……。
 なんだか納得いかない……というのは歳だからでしょうか?(^_^;)
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