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 中村センセの著作は、黒砂糖みたいだなーと。
 甘い甘い、美味しい美味しいとなめていると、いつの頃からかのどの奥が痛くなってきたりして、もういいやーって気持ちに。
 でも、疲れたときとか目的無く怠惰に過ごしているときは、その甘さが活力になってココロに染みてくるカンジがして。

 好きだからって、読み過ぎは良くない……と(笑)。

 それでも今回は、わたしが知る中村センセの作品が持つ痛さ?がかなり薄まっている(ちうか、痛くない?)ので、読み過ぎによる自家中毒は起こらないかなーと。


 中編が3編収められているなかで、表題作「あなたがここにいて欲しい」と「男子五編」の2編の主人公男子がー。
 こう、なんていうか自己分析型の消極的行動派と言いましょうか。
 自分の行為も含めて、世界のありかたに第三者っぽく理由付けをしていくタイプで、あまり「熱」を発してこない……と。
 ……自分を見ているようで、こういうトコロは物語のスジとは別な意味で痛いですね。
 あはは……(T▽T)。

 でもさー、「あなたが~」の主人公なんですけれどー。


「ねえ」と舞子さんは言う。
「俺たち付き合っているんだよね、って言って」
「え?」
「何ですか、それは」
「いいから」
「俺たち付き合っているんだよね」
「うん」
 舞子さんは前を向いたまま力強く言った。


 これはねーよ、とか思ってしまったわ。
 タイミングとか計っていた感はたしかにあるのですけれど、それを言わせてどうするよ!とか思った!(><)

 うーん……。
 そういう彼だと察したから、彼女のほうから動いたってことなのかなー。
 だとすればお似合いなのかも……?
 でもなぁ……(^_^;)。


 全体のトーンが好きなのは、ラストの「ハミングライフ」。
 この掌編だけ女性が主人公で、ココロが疲れているときに意外な出会いがあって、そのまま時を過ごしていくウチに新しい恋心に気付かされるというお話。
 彼とのコミュニケーションの方法が古風でねぇ……。
 答えを求めるスピードが上がっている現代で、このようにゆっくりとココロをつなげていくっていうのはファンタジー以外のなにものでもないと思ってしまうのですけれど、その夢見心地加減がくすぐったいのさー(≧▽≦)。

 たぶん、現実の速さに巻き込まれていたら、恋だけじゃなくてココロも壊れてしまっていたんじゃないかなーって。
 きっと、この出会いは、奇跡。
 神様が少し休みなさいって言ってくれたのだと思うのです。



 また少し時間が空いたら、中村センセの作品を読みたいと思います。


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