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 才覚有る女性と義勇ある男性という組み合わせは、小川センセの作品でも定番のペアですけれども。
 その女性の側がヒトならざるものであるというと、やはり『導きの星』を思い浮かべますなぁ。
 町と星の違いはあっても「導き育む」という流れは同種だと思いますしー。

 んでも、今作において「町作り」ってポイントはあまり大きなウェイトを占めているとは感じなかったりして。
 むしろルドガーという騎士の一代記?のほうがわたしにはしっくりくるかなー。
 たしかに「町をどうしたら大きくできるか」という点について指摘している箇所はあるのですけれど、その点を思考した流れと実行に移した流れがアッサリ風味といいますか。
 むしろ町としての存在や形を守るために外敵と戦い続けたルドガーの姿のほうが印象的なのですよー。
 町、それ自体になにかを行った――施政?といったほうが近いかも――カンジはあまり無かったかなぁ……。
 わたしが見落としているだけかもしれませんけれども。


 中世という時代、町を育てる・大きくするという意味には、富を狙う外敵と闘うということが大きな部分ってことなのかなー。
 それはそれで生き様として興味深かったですけれど、町が潤っていく様がもっと意外性のある知略とともに見られればなー。


 物語が進むに連れ、ルドガーとレーズのふたりの関係が希薄?になっていくように感じられたのも、ちょっと楽しくなかったといいますかー。
 町を大きくしたいという共通する目的のために共犯者的な絆は感じられますけれど。
 でも、なんか、こう……仕事上の同僚?ってレベルの付き合いかたのような気がして。
 むしろ終盤での結びつき方はルドガーの弟のリュシアンのほうがそり親密で互いを必要としているふうにも見えて。
 ルドガーは手段のひとつとして彼女を見ていて、リュシアンにとっては自ら選択した方法論の礎が彼女だった……というカンジ?
 重要度が決定的に異なっているというか。

 ルドガーにいいように使われて、あげく鳶に油揚げをさらわれた女性ってカンジがしてですねぇ、その……。
 もっとも、わたしはそういう上手に立ち回れていない女性が好きでもあるのですがーっ!(笑)
 そんな次第だから、彼女をポイ捨てしたかのように受け取れる(してません)ルドガーに対しては辛めの評価なのです。


 まぁ、レーズとリュシアンの関係も、男女のそれでは無かったように思いますけれども。
 どちらかというと母子のような関係に近いのかなー、とか。
 リュシアンの奥さんがレーズに嫉妬したことも考えると、それはマザコン夫に悩む嫁姑問題だと思えば納得できますし(^_^;)。


 んー……。
 総じて振り返ると、大きくガワを作って深みや高みを増そうとしたけれど、どこかで物語の軸がぶれてしまっている……という感想でしょうか。
 残念(><)。



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