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 えーあー、うーん……。
 冒頭からいろいろと語りすぎなカンジ……。
 入りの悪さは今シリーズ当初から感じていたトコロではありますけれど、今巻ではとくに。
 前巻からの流れから言っても、別段、不自然な説明では無いと思いますし、悪魔契約とか魔剣精製のこととか、ルールを語らなければ先に進めないのだとはわかるのですけれど、ねぇ。
 一市民でしかない主人公の目線で物語を描いていながら、そこで語られる対象が「世界」というのはバランスが取れていないっちうか、荒唐無稽寄りであるっちうか……。
 もっとも、そういう大言が今シリーズの、ひいては三浦センセの魅力ではあるともわかっているのですがー。
 ――だからこそ余計に、「もっとスッキリと語ってくれないかなー」と思うのですよーん。


 そんな次第で眉を寄せながら読み進めていったのですけれど、大きく動き出した中盤以降は、嗚呼これぞ三浦センセだなぁ……という熱さがありました。
 やぱし三浦センセには単純な気持ちの有り様こそが相応しいと思うー。


「なめないでください。私の名前はリサ。リーザ・オークウッドの遺した悪魔にして刀鍛冶ルーク・エインズワースの助手、そして魔剣アリアと誉れ高い騎士セシリー・キャンベルの一友人――リサですっ!!」


 ああっ、もうっ!
 リサってば強くなったなぁ……(T▽T)。
 この啖呵の切り方、素敵すぎ!!
 いろいろと不確定で不安だった自分の立場をみんなが明らかにしてくれたし、それを受け入れることもできたし、そしてそんな自分に自信を持つことが出来た。
 そういった強い意志へと昇華した雰囲気を感じられるのですよー。
 「誉れ高い騎士セシリーの一友人」というあたりが泣けるわー(T▽T)。



 でもってリサにそうまで言ってもらったセシリーは……。
 今回は痛々しかったですね……。
 これまでにもここに至るような悲劇の一端を暗喩され続けていましたけれど、まさかそれが現実のものになるとは……。

 初見のときはなんて三浦センセは容赦無い人なのだろう……って思ったのですよね。
 物語を作品として仕上げるためなら倫理とかそういう境界をあっさり越えてしまう仕事人なのかなーって。
 でも、何度か繰り返して読んでみたら、そうじゃないのかなって。
 やっぱり三浦センセは三浦センセなのかなーって。
 現実はすぐそばに悲劇が潜んでいて、そこに直面した人は間違いなく傷つくけれど。
 でも傷ついたことで立ち止まるか否か。
 失うものがあってそのままでいるのか、取り戻すのか、それとも新しく掴み得るのか。
 そういう部分に問いかけているように思うのですよー。

 もちろん厳しいことを突きつけているワケですし容易く答えが有るワケでもないですけれど、そこはたぶん三浦センセも苦しんでいるんだなーって。
 あとがきでの言葉、とても重かったです……。



 今回もみんな怒ってました。
 「世界はこんなものなんだ」なんて言葉で自分を納得させるようなことはせず、納得できないものは納得できない、そして許せないものは許せない。
 だから、誰がなんと言おうと、それは正す。
 泣いてうつむいているより、怒りにまかせてにらんでいるほうがいい。
 世界を変えるのは、きっとそういう瞳だから。



 ところで。
 今巻の表紙絵のセシリー。
 Webで書影を見たとき、どうしてセシリーがインカム付けてるんだろう……って思っていたのはわたしだけ!?
 ばーやばーや!(T△T)


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