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 うーわー。
 SF作家と推理作家の違いを如実に感じられるオチー。
 前者はいわば「量子が時空を越える」と言い放つのに対して、後者は「気持ちが時を越える」って言ってるみたい。
 大雑把に言えば理系・文系の違いなのかもだけれど。

 でも結局、タイムスリップしたことに対しては積極的なアプローチをしなかった点については、正直気持ちよく無かったなぁ……。
 推理ミステリーとしての体裁を整えるためにSFガジェットが都合良く用いられた形なので。
 たしかに主人公のいつかがタイムスリップで得た知識が無ければ探偵家業が始まらなかったのですけれど、最後は感情論(語弊があるかもですけれど)で解決するならそもそも導入にムリクリ感を挟まないでほしいなーと思うのですよ。
 現代の推理ミステリー作家ならば。
 簡単にその境界を越えてくるな――と。


 でも、まぁ、その入りの部分に目をつぶれば、仲間を救う絆とか負い目を乗り越える若者の克己とか、そーゆー青春物語として面白かったように思います。
 ことにひとりの仲間を救うためにみんなが一丸となって動き出すクライマックスは、緊迫感とスピード感に溢れています。
 みんな、すべてはこのときのために準備してきたわけで!
 それまでバラバラだったピースが、この瞬間に理由が明らかになって、意味をもって集まるという。
 名探偵が推理の披露をするスタイルではありませんですけれど、これはこれで確かに爽快感がありました。


 上巻で目指す被疑者らしき人が見つかってはいましたけれど、そのまま素直にいくワケ無いと構えていたら、はたして――というカンジ。
 なるほど意外性はあったのですが、そこで上下巻構成にしてはちとわかりやすすぎやしませんかねー、と。
 まっとうな物語であるならば、なんのヒネリもなく終わらせるハズが無いですもん。
 下巻……っちうか、真相ではその立ち位置を変えてくるんだろうなーと感じてしまうっちうか。
 ……邪道な読み方ですね(^_^;)。

 んー。
 まぁ、先の展開が気になる程度には集中していたのでしょうけれど、物語構造に気を払ってしまう程度にはのめり込めなかったということ、なんでしょうねぇ……。


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