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 いまとなっては初期の頃の作品群となってしまう、有川センセの短編集。
 自衛隊内の恋愛賛歌であるスタンスはいまと変わらないのですけれど、んー……なんちうか、いまよりも「自衛隊」という組織にこだわっているような気が。
 自衛隊ならではの状況から着想を得ているっちうかー。
 いまはもっと、「普通の恋愛」と「隊員の恋愛」を単純比較しているような?

 たしかに特異な生活をしているのだけれども、そこに抱く感情はわたしたちあなたたち一般人のそれと全然変わらないのよ?と言っているような。
 今作ではまだそこまで踏み込んでいなくて、組織がくくりになる障害を物語の中心に据えているような気がするのですよー。

 もっとも、出だしの作品が『海の底』のスピンオフ作品ということもあって、組織にある程度の焦点を当てざるを得ないところもあるのかなー、とか。
 ある程度の縛りがあるっちうか。
 まぁ、そういうことが面白さの本質には影響なかったと思いますけれども(付随する「贅肉」に影響しているのではないかなーと)。


 収められている6編のなかでは、素敵すぎる彼女と付き合っていくことに自信のもてない潜水艦乗りを描いた「有能の彼女」が好きかなー。
 30過ぎて自信喪失自己嫌悪している潜水艦乗りが可愛いねー(笑)。

 可愛さから言えばイーグル乗りの奥さんを描いた「ファイターパイロットの君」もなかなか。
 自衛隊員としての有能ぶりに反して、世間一般的な「良い奥さん」になれていないことを悩む姿がかわいー!
 でもって肝心なのは、そんな奥さんを……いや、そんな奥さんだから愛している旦那様が!
 世間の偏見から奥さんと、ふたりの愛の形であるひとり娘を守る旦那さんがさー、かっこいいわー。
 世間がどうあれ、自分たちは自分たちだとしっかりとした芯を持っているなーと。

 この掌編は『空の中』からのスピンオフ作品とのことで、読むのが楽しみにー♪


 恋人に会うために一時脱走を試みる新隊員を諭す「脱柵エレジー」は、ホントに説話的っちうかー教示的っちうかー。
 物語的な抑揚には乏しいけれど、最後にドーンとたたき落とす!みたいなー。
 『ラブコメ今昔』での表題作でも近似のものを感じましたけれど、これはこれで有川センセのひとつの様式なのかなー。
 最後に意外な真実が!みたいな。
 恋愛話として興味を引かれるのはその「真実」のほうにわたしはあったので、それまでの「お話」を引っ張る狂言回しにはちと難がー。
 「ラブコメ今昔」ではその後にフォローが入ったから補完できましたけれど、こちらは投げっぱなしですからねぇ……。
 うーん……。



 ……あ、つまり、あれかな。
 今回の収録作の中で好きな順って、たぶん「ベタ甘ラブ」な順かもだ(笑)。
 ストレートに描いてくれたほうが好きーってことでー!(≧▽≦)


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