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 同じ学年の誰かが自殺をした。
 その事実を知ったところで数ヶ月前にタイムスリップをしてしまった主人公・いつかは、その自殺を止めるべく動き出す……というお話。
 タイトルの「名前探し」というのは、自殺という事実(事件?)を知っていても「誰が」というところは記憶に無いいつかが、その自殺に至る可能性を秘めた者の名前を探すというところから。

 ほえー。
 単純な推理ミステリと思いきや、タイムスリップというSF要素が意外な方向から面白さを導いているカンジ。
 「未来を変えたい」と行動するあたりはSFでは常道でもあるので、むしろSFジュヴナイルと位置づけた方が良いのかも。

 そもそも面識のない誰かが自殺しようといつかには関係無いのにそれを止めようとするのですから、いつかも熱い人です。
 日常の彼の言動からすれば意外だと映るようでそれを揶揄されたりもしますけれど、知っていながらそれを止めようとしないことは悪だと意識できているあたり、いつかは十分に主人公の気概を持ち合わせているなーと。


 もちろん彼ひとりで奮闘するわけではなく、彼を助けるために仲間が加わっていく次第。
 こうした仲間集めもジュヴナイルっぽい一因かも~。
 仲間となる面々もそれぞれに個性的で面白いったら。
 いつかの人受けの良さをあてこんで、ここで貸しを作っておいて今度の生徒会長選挙で応援演説をしてもらおうと画策している男子とか!
 そういう遠大な計算の高さ、好き!(笑)

 で、もっちろんメンバーのなかでイチバン好きなのは椿ちゃん!
 なんていうのかなー、人を立てるようなところがあるせいでおしとやかな印象を持つのだけれど、しかし自分というものをしっかりと持っている人間性の深さとでも言いましょうか。
 怪我で水泳の道をあきらめたいつかが、事件解決のために必要だと覚悟を決めて再び泳ぎはじめたのを知って――

「偉い」
 椿が言った。その声に振り返る。彼女がもう一度繰り返した。
「偉い。よく、やる気になった」

 ――と評したところに不思議と感動。
 高い感受性と深い洞察力を兼ね備えた子なのかなー。

 そんな彼女も彼氏に対して怒るときは、彼氏の良いところ、そんな彼と付き合うことが出来て嬉しかったこと……等々、「優しい人だと思っていたのに、なのに違うの?」ということを裏メッセージで切々と訴えるのだそうで。
 素敵すぎる!(笑)



 上巻ではようやく容疑者とおぼしきひとりを見つけただけ。
 これでそのまま事件解決……とはならないと思いますし、どのような展開を見せるのか下巻が楽しみです。


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