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 同級生程度には親しい友人の死に不可解なモノを感じ取って、その事件の真相を探っていく……という、樋口センセの作品の定番モノ。
 それでも今作が一連のセンセの作品のなかで異彩を放っているのは、主人公がオンナノコであるというところでしょう。
 被害者の性別は変わらずオンナノコですので、両者のあいだに流れる感情というものが恋愛のそれに影響されないのですよね。
 オトコノコが主人公ですと、どうしても被害者に恋していた頃の感情を引きずってしまいますしー。

 んでも完全に恋愛感情を抜きにして進められているかといえば、そうとも言えないような。
 百合というほどではないにしても、主人公のさやかは被害者である小夏佐和子のことを尊く愛おしく思っていたワケで。
 恋とか愛とかとは違って、犯すことの出来ない神聖な存在、と。
 だからこそさやかは、彼女が世界から失われたことに対して、ひどく怒りを覚えたわけで。

 オンナノコ同士の関係にまとめたことで、事件を許せないという気持ちが素直に描けているように思います。
 もちろんそれは「姫先生」と呼ばれるほどの腕前を持つ天才剣士、さやかの気性というものも大きく関与しているに違いないでしょうけれど。
 剣の道を生きる標としているそんなさやかの言動がどこか古風なのも良いキャラクターかなー。
 「このたわけ者め」
 なんて発言、普通なら強気キャラへと流れていきそうですけれど、そうではなくてー。
 凛とした居住まいがカッコイイんですよね~。


 推理ミステリとしても、程良いさじ加減で状況提示してくるように思えて、なかなかに好感する構成でした。
 凝ったトリックやギミックなどありませんけれど、積み重なっていく状況が事件を層的に奥深くしてますしー。
 わかりやすくも魅力的な事件構造とでも言いましょうか。

 伏線の提示とか、探偵視点の運び方とか、ほーんとわたし好みだわ~。


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