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 ほんっと技術的なフロンティア・スピリッツにあふれてるなぁ、小川センセは。
 この世の中の「不可能」と思えていることの大概は技術的な壁にぶち当たっているだけで、本当に本当、誰が何をしても無理だと思えることというのは無いのではないかと思えてきます。
 不可能を打ち破るのはいつだって、可能性の塊である人間の業であり技なのだと。


 世紀的なブレイクスルーがあって、その結果世界が大きく変革して、人の思考の枠も地域的・国家的なものからもっと大きな「地球的」なレベルまでに視野を広げている時代。
 なんとなく岩本隆雄センセの『星虫』シリーズを彷彿したのですけれど、しかしそれよりももっと近しい作品があるのではないかと思ったりして。
 それは小川センセご自身の『第六大陸』。
 誰もが夢想と笑った願いを、少しずつ技術を積み重ねていって現実まで引き寄せてくる。
 そんな流れが似ているなーと。

 人が新しい土地へ行き、ただ行き過ぎる旅人としてではなく定住する存在としてその土地を「自分のもの」とするのはどうしたらよいか?
 それは『第六大陸』でも同様に語られたことであったと思います。
 今回はそれが女性の視線から描かれたということであって。


 ああ、「技術的なフロンティア・スピリッツにあふれている」との前言は訂正したほうが良いですか。
 そもそも小川センセは、いま居る場所ではない、もっと先の場所を目指した物語をつねに描かれているのですね。
 それはたしかに技術なのかもしれないし、場所なのかもしれないし、時間なのかもしれないし。

 そして先へ進んだ分、いままでとなにかが変わった自分を見つけていくような。
 成長という観点から、それはもう立派な物語の骨子を担っているのですね~。


 今回は短編連作という形を取って、少しずつ時間も経過させていってます。
 おおよそ四半世紀くらい?
 それくらい時間が経てば、新しい文化も根ざしているだろうって予測かしらん。
 あー……かもね。
 一つ、人間の世代も代わっているワケですし。

 収められている各話のなかで、イチバン好きなのは「港のタクシー艇長」かな?
 操船の躍動感と緊張感にあふれていましたし、あくまで船にこだわる主人公・水央の意地が好感。
 そして、やるべきことを成したあとは自尊心にこだわるようなこともない潔さも。

「では……ご乗船、ありがとうございました」

 ――の台詞を残して彼女がとった行動に拍手ですよ!
 すがすがしいったらないわ!!



 次はどのような新天地を見せてくれるのでしょうか。
 センセの次回作を楽しみにしております♪


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