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 どのヒロインが攻略キャラであるのか、それは明示されていなし、そもそも当該作品がどのようなシステムであるのか(ヒロインと恋愛関係になるといった目的が)明示されていない作品が多い現状。
 その中でどのキャラが攻略できるとか、そもそも「エロゲ」の目的というものについては、これまで約20年?くらいの期間で築き上げてきたユーザーとの信頼関係にあったと思うのです。
 エロゲとはオンナノコと恋愛関係になって肉体関係に至ることができる……とか、
 キャラ紹介で「ヒロイン」と銘打たれていればそれは恋愛攻略対象である……とか、
 そういう「言わずもがな」の部分は、信頼があればこそではなかったかと。

 だからわざわざ「攻略キャラ」なんて明記しなくても阿吽の呼吸で分かり合えてきたのでしょうけれども……。
 lightやCUFFSの罪は、この信頼関係を裏切ったことにあるのではないかと思うのです。
 虚偽の記載をしたわけではないので、「詐欺」ではない。
 だけれども、ユーザーとの関係をこわした「背信」の罪があるのではないかと。
 それは明文化されたどんな法に反したものでもないけれど、わたしたちのあいだにあった無形の法を犯した――そういう罪。


 そして、もうひとつ。
 その作品が「面白い」からといって、今回のことを無かったことや見なかったことにして作品として「肯定」してしまっていいのかどうか?
 違法行為で得た証拠は裁判で証拠として用いられない。
 アンフェアな行為で出した作品は、エンターテインメントとして作品として認められ……ない?

 少なくとも批判される行為であったとは思うし、それを無視して賞賛だけをするのであれば、そんな世界の片側だけしか見ていない意見は、人々を動かすチカラを持っていないような気が。
 あの作品は瑕疵を持って生まれてきている。
 そのことを忘れてはならない(作り手も、受け手も)。
 だけれども、生まれだけを持ってして、その先に続いている評価を曇らせるのもまたもったいないし愚かしいことなのかな……。


 起こってしまったことは、もう、どうしようもないです。
 変えられるのは、未来だけ。
 であるならば、メーカーは、ユーザーは、ともに生きる未来に対して、どんなことができるのか。

 CUFFSにしてもlightにしても、もしこの業界に生きるなら、裏切った「信頼」に頼らない活動を見せてほしいです。
 彼らには、もう、「信頼」に由った阿吽の呼吸は使えません。
 送り出す作品がどういう内容であるのか、単に「エロゲ」というだけでなく、システムや物語性の部分など、詳細に告知する責任が発生していると思います。

 そしてユーザーは、今回の件を見逃してはならないと思います。
 「自分は信者だから」なんて言い訳をして彼らの罪を罪として認めないのであれば、それはもう業界を衰亡させる共犯者といって良いのではないかと思います。
 罪を許すということは、忘れることではありません。
 犯した罪を受け入れて、なおかつ、魅力を語ることができるなら――そのときこそ「信者」の名に値するのではないでしょうか。


 ……とまぁ、悶々としているのですがー。
 正直にいまの気持ちを述べるなら――
 「どれだけ文法的・演出的に優れたものを有していても、姑息なやりかたで出されたモノを『作品』として認める気持ちにはなれない」
 ――でしょうか。
 『商品』ではあったかもしれないけれど、『作品』としてはノーカウント。
 お金は払うけれど、評価はしない。

 修正パッチ文化が根付いている業界ですので真に問題意識を持つのは難しいかもですけれど……。
 でも、今回の件を許してしまっては、いろいろとダメになってしまう危機感があるのです。
 メーカーに対しても、ユーザーに対しても。
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