本やアニメの感想と、日々のつれづれなることを~。
プロフィール

鈴森はる香

Author:鈴森はる香
独断やら偏見やら、感想と妄想が入り交じるサイトです。
Twitter

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索

RSSフィード
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 昨日はいよいよ『イブの時間 劇場版』を見てきたのですよ~。
 WEB試写会で見ていたとはいえ、スクリーンで見る映像は衝撃的でしたー。
 一昔前の映画アニメって、なんか、こう、大味な映りだったと思うのですけれど、ここまで精緻に映し出されるようになったのだなぁ……と感慨深かったデス。
 デジタル時代、すごい!

 今回もBDをPS3で出力なのかしら……?


 公開されているact01~06をまとめて、そこへ新規カットを挟んで物語のバッググラウンドをかいま見えるようにしたものが今作劇場版。
 そうすることは予定されていたことですし、差し込まれる新規カットがあるとはいえ大きな進展を見せるのは難しいだろうなーと納得ずくの上で見たのですがー。
 うーん……。
 高い映像美に比べて物語構成については文句なく花丸を付けるトコロまでには達していなかったかなーって印象が。
 もちろん及第点は越えているのですけれど、深い満足感を得るところまでは届いていないっちう。
 もっともそれはWEB公開時から感じていたところでもあるので、そこも込みで納得しなければならないのでしょう、わたしの場合。


 なんちうか、アンドロイドと人との関係を描いた……とはひと言で言えるのですが、そこになにか「次に繋がる答え」があるようには感じられないのです。
 あるのは「現状の肯定」であって。
 もちろん新規カットで「答え」に類推するものが差し込まれていましたし、それを描くのは今後の作品においてである……という考えもあるのですがー。


 こと構成においては「リクオ」を主眼にした物語が進められている中で、彼の思想についてはact05でひとつ決着がつけられているのですよね。
 シリーズ中、おそらくもっとも評価が高いact06ではすでにリクオは中心視点では無いという感があって、劇場版としてまとめたとき、どうにもこの最後は蛇足感をおぼえてしまうのです。

 act06が悪い話であったと指摘するつもりはありません。
 ただ、ここでマサキの信条を主に据えて描くのであれば、もっと序盤からリクオとマサキの対比を描いておくべきだったのではないかなー……ってことで。


 私見ですけれど、劇場版以前にWEB公開はact05でひとまず終えていれば良かったのではないかと。
 まず1期、リクオの物語として。


 先日見てきた、吉浦監督の初期作品と併せて考えると、監督は物語の大枠を意識するあまり細部のつながりや描写について大味になるところがあるように感じられて、そこが少なからず残念であります。
 どちらからいうと、作品が収まるハコを作ってその中で物語を動かす「微分」型の制作スタイルなのかなーって。



 ちょいと批判めいた感想になってしまいましたが、面白かったというのは事実です。
 見るべき価値のある作品であるのは間違いなし!
 ただ、あまりにも「スクリーン映え」(笑)してしまう作品なので、この魅力が仮にBDなどで発売されて自宅視聴することでは魅力半減になってしまうのではないかという不安がー。
 池袋のテアトルダイヤでわたしは観賞したのですけれど、あそこ、音響もわたし好みなのですよねー。
 あれだけの音を自宅で創り出すことは無理だわ……(^_^;)。


 吉浦監督の作品観については、やはり過去作品を見てもらって感じてもらうのがイチバンかと。
 公開終了まで時間無いですけれど、「吉浦康裕監督WORKS」も是非。
 『ペイル・コクーン』と『水ノコトバ』については『イブの時間』でも登場してますし、そういうチェックする楽しみも発生しますしね!
 ……そんな脇見ばかりしているのもアレですけれど(苦笑)。
スポンサーサイト
<< 『製鉄天使』 桜庭一樹 著 // HOME // 「吉浦康裕監督WORKS」見てきました~。 >>

管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://maturiya.blog107.fc2.com/tb.php/1122-b7af70f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
// HOME //
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。