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 既読の作品より、ちょっと登場人物の年齢が高いかな?
 高校生から20代半ば過ぎってところですし。
 そんな年齢構成が関係してくるのか、今回のお話は妙に生々しくって。
 男と女のあいだで、それぞれのセックス観がキーになっているっちうかー。

 んでも、分かり合えなさ……という部分ではこれまでの作品と同じニオイが。
 むしろどれだけ肌を重ねても男女は同一化できないという決定的なモノを見せられたカンジ。

 んがしかし。
 同一化できないからといって必ずしもそれが不幸であるかといえば、それはまた違うのかなーってカンジもします。
 ただより「個」であることを意識させられてしまうだけで、生き方としての不幸とかとはまた別の話になっている……という気も。

 たとえば「十七歳スイッチ」では肌を重ねることで一緒にはなれなくても相手のことを理解できて少しだけ近づけたカンジで結ばれていますし。


 ……もっとも、それでこの2人がこの先も同じ道を歩んでいくのかといえば、そういったことに対して決定的な状況証拠を残さないのが豊島センセなのですよねー。
 ただその物語においてはそうである……というだけで(^_^;)。

 だもので「それから」の話については読者の想像に任せられているワケですが、今回は1作、意外にも時間軸が連続している作品があって。
 んー……。
 豊島センセのスタイルがそうであるとわかっていても、やはり「それから」が描かれていると読み手としてはどことなく安心感がありますねぇ(苦笑)。


 あ、でも厳密に言えば時間が連続しているというものでもなかったかな。
 視点が女の子サイドから男の子サイドへ切り替わった……というほうが正確かも。
 もちろん、状況状況で男の子がどう受け止めていたのかを知ることができて、大変興味深い作品に仕上がっていたと思います。



 わたしが読んだ豊島センセの作品のなかでは、ひときわ重い作品かなぁ。
 こう、水に濡れた衣服の重さ――みたいな。
 まとわりつく苦しさのようなものを感じた作品でした。
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