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 かつて心に傷を負い、大人になったいまもその過去に責められている男女が出会う物語。


 上手くできた物語だなー……ってのが正直なトコロかなー。
 面白くなくはないし、むしろ面白いって言っても良いんですけれど、その始まりたる位置の設定が気になるっちうか鼻につくっちうか。
 作りすぎなんじゃない?って。


 とにかく「一般人」たる立場の人が居ないのですよね、ストーリーテラーに。
 みんな傷を負っているし、どこか壊れている。
 物語は真っ当に進むのですけれど、スタートにそうした特異な設定が必ずあるために、物語の価値そのものが設定に依存しすぎてしまっているような気がするんですよー。
 設定ありきの物語、っちうか。


 もちろんフィクションのお話を作るにあたっては特異な設定を用意するのは当然です。
 でも、それにばかり寄りかかっては安易なのではないかなーって。
 反面、それだけのことを用意したのだからドラマティックであるには違い無いのです、けど……。


 んー……。
 良し悪しではなく、方法論への好き嫌い……かなぁ。
 少なくとも、この1作だけで綾崎センセの絶対的な評価をするのは、わたしには難しいなぁ。


 そうした物語の起点たる設定にも、どことなく偏りがあるのが気になります。
 簡単に言えば、女子のそれが男子に比べて重いのです。
 逆に男子のそれは精神的すぎて甘えた部分もカンジるっちうか。
 そして女子のそれにあたっては「不妊」というキーワードが重なりすぎていて、もしかしたらこれは綾崎センセの人生観に由るものなのかなぁ……とか思ったりして。
 「子ども」=「倖せ」みたいな。

 これが「女性の倖せは出産である」みたいな感覚だったりしたら危ういものを感じますけど、これもまたこの1作だけでは不明な部分であるワケで。



 物語という調理法に比べて、設定という食材には良いものを「集めすぎた」カンジ。
 しかし調理法自体は間違ったものではないので、できあがった料理が美味しいのもわかるわかる……という感想、かなー。
 次回作へ期待するのはこのあたりのバランスかな、わたしは。
 とにかく次の作品が気になるセンセではあります。
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【2011/10/17 Mon】 // # [ 編集 ]

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