本やアニメの感想と、日々のつれづれなることを~。
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 冴えない文芸部にひとりの文系少女が入部してきたことから始まる青春物語。
 学力は高くても異性とのお付き合いなど全くの未経験の部長が後輩新入部員に一目惚れ。
 文芸部に居候している同級生はそんな部長の様子を興味深く人間観察。
 やがて大切な後輩に危機が迫り、恋心も合わさって立ち上がる部長と居候!
 敵か味方かわからないギャル(笑)も加わって、はたして彼らは後輩の危機を救い文芸部を存続させることができるのか!?


 やー、これは気持ちの良い青春物語でしたー。
 なにしろ主人公格のふたりが「メガネのっぽ」と「デブ」という、一般的に見てもヒーローではない容姿であるところが良い良い。
 普通であることは共感性を語りやすいと思うのですけれど、さらにその一段下を行くという。

 で、そんな彼らが恋心(だけではないですけれど)をもって義に立ち上がるっていうんですから熱くならないわけにはいかないですよ。
 ヒーローっていうのはね、イケメンリア充だけがなるものではないのですよ──ってね。
 熱いハートがあれば誰だってヒーローになれるのです。


 もちろん彼らも初めから、あるいは全てが無欲で動いたワケではないです。
 あらぬ疑いをかけてしまったり、誤解や衝突だってあるのです。
 しかしそうしたことは若さゆえの衝動であり、ぶつかりながら間違えながらも、仲間との絆を深めていく様が心地よいのです!
 んーっ、これぞ青春!ちうか!!(≧▽≦)

 しかもそれがわたしと同じようななんの取り柄もない子たちが起こしたということに、すごい感銘が。
 答えを得るには、できるかできないかではなく、まさにやるかやらないかなのです。
 YEAH!


 観察者として傍観を決め込んでいた主人公も、いつしか否応なしに当事者へ。
 きっかけは向こうからやってきたものだったとしても、そこから行動したのは彼自身の決断ですからね~。
 後輩が傷つくのも、文芸部の絆が壊れるのも、そして気になる女の子から失望されるのもイヤなのです。
 おっとこのこだわ~。
 無欲の正義では無いのですけれど、その理由で十分でした。


 部長と後輩の恋模様を傍観者としてけしかけていた(援助もしてましたが)主人公にも、そんな想いが湧き上がっていくという展開が面白かったー。
 しかも第一印象は良くなかったというのに、一緒に行動しているうちに隠された姿を知ってズッキューンと来ちゃうっていう。
 ああ、恋ってそんなものだよね、ある日突然降りてくるものだよね(笑)。


 読み始めると件の後輩ちゃんがヒロインかと思っていると彼女が描かれているのは中表紙。
 表紙の前髪ぱっつんな女の子は誰なんだろう……と不思議に思っているうちにやにわに登場すると一気にヒロインの座へと登り詰めました。
 うーん、このキャラクター性はスゴイ(^_^;)。



 後輩ちゃんの秘密とは!? 文芸部を危機に陥れた犯人とは!?
 さすがに「これぞミステリ!」という趣はありませんけれど、ちょっとしたスパイスとして謎が振りかけられている程度具合は適当なカンジ。
 重くなりすぎず、また軽くなりすぎず。
 伏線の提示の仕方も丁寧に意識されている感があって良い良い。
 きちんと構成を考えられているなーって感じられるのデスヨ~。


 ラストの結び方には賛否両論挙げられますけれど、絶対的に否ではないかな~。
 読み手に想像する部分が与えられているワケですし、そこを描く必要もあえては無いのかもですし。
 なにしろ読み手が願うことは、みな一緒でしょうから(笑)。
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 幼い頃に母を亡くし、互いに助け合いながら育った三姉妹とその父にまつわるお話。
 姉妹が手の掛からなくなった頃、父が出来ちゃった婚で再婚を果たし、そして生まれてくる年の離れた弟。
 長姉とは4歳しか年の離れていない義母と一緒になってみんなが末の弟の誕生を喜んだのだけれど、そんな弟が二歳になった年、存在すら知らされていなかった伯父が現れ、早坂家の過去と現在に静かにさざ波が立ち始めていく──という。


 や、もう、これはステキだった~。
 家族愛?
 うーん……ま、総じて見ればそうなんですけれど、ドラマとしては三姉妹それぞれの視点から語られる個性の妙っていう部分かな~。

 伯父の口から語られる昔の父母のこと。
 だけれども深くは語ろうとしないので、父と伯父、そして2人に連なる一族のかつての行為が不思議と謎めいてきて……。

 三姉妹の「いま」になにか大きな事件が起こるわけでは無いのだけれど、家族の過去とそこにあった想いを受け止めてみることで物語が回っていくという。
 うーん、すごい。


 三姉妹それぞれのステディも好青年で良い良い(^-^)。
 みながちゃーんと相手のことを大切にしているって感じられるんですよねー。
 そして相手の向こうにいる「家族」のことも。
 自分たちだけが倖せになればいいって考えているのではなく、家族みんなで倖せになろうってつながり。
 そーゆー絆が描かれていて嬉しかった~。



 そんな物語の仕掛け自体は実際のトコロ平凡でありきたりなモノでしかなかったと思うのですが、ガジェットで勝負する作品ではなし問題無し!

 ラストであらためて巻き起こった一波乱が人生の苦味であるし、また物語に後ろ髪を引かれるような読後感っちうか余韻っちうか。
 作品はこれで閉じても、三姉妹の、そして大きくなった家族の物語は続いていくんだなぁ……って感じられる部分。
 良かったわ~。
 『プールの底に眠る』を読了して悶えているワケです。
 ああ、これ1ヶ月前に読んでいれば間違いなくラノサイ杯に投票してたわ!!!

 でも思うのは、これ、ラノベにカテゴライズしなくてもいいなぁって。
 挿絵もカラー口絵も、まして表紙にすらアニメコミック調の絵が用意されていないことが逆にイマジネーション膨らませてくれたっちうか。

 ラノサイ杯に唯一投票していた shamrock_cafe さんのコメントが秀逸。

「どうだ、ラノベか? ラノベじゃないのか!?」とちらっと葛藤したものの自分ルールの「ラノベ読みにオススメできるか?」という基準に「YES」だったので投票する。

 あああ、そうそうそう!
 まさにそんなカンジ!
 ライトノベル読んでいる人にもう一歩だけ世界の外にあるモノへ触れて欲しいっちうか。

 いまはこれライトノベルじゃないと思うんですけれど、以前から言っているようにラノベ読みが読めばラノベになるのではないかなって。
 べつにラノベにしたいわけではないけれど、そういう作品を選ぶのもラノサイ杯だなーって思います。



 比較するワケではないですけれど、読書中に思い浮かべたのが『夕闇通り探検隊』と『僕と『彼女』の首なし死体』。
 前者は男女構成についてで、後者は愛を知らない主人公に。
 好きなモノを連想するってことは、やっぱり好きなんだなー(笑)。


 本格だの古典だの言う推理ファンには敬遠されるカモですけれど、そういう作品じゃないと思うのでー。
 過ぎ去ったもう手の届かない時間への郷愁と、いま手にしている大切な感情について考える物語なのです。




 夏の終わり、裏山で自殺しようとしていた少女。
 「セミ」と彼女を名付け自分は「イルカ」と名乗り、誰のものでもない2人だけのものだった時間。
 だけれども13年後のいまはもう彼女はいない。
 殺人を犯し留置所であの頃を振り返り、鮮やかな印象を残した彼女との一週間を振り返る――。

 罪を犯した青年が少年の頃を振り返り、なにが分岐点だったかを確かめる話?
 そして彼女とどうして別れることになったかを懐古する懺悔する話。
 キュンキュンくるわ、ほんとにもーっ!!!


 メフィスト賞受賞作なのですけれど、とくになにをか推理する必要のある話ではないような気がします。
 いえ、どちらかといえば「なにが謎なのか」を知る必要の話ではあるかもしれませんけれども(苦笑)。

 13年前は高校生だった「マザ」こと「イルカ」。
 彼の幼馴染みの「由利」。
 自殺志願の12歳の少女「セミ」。
 基本的にはこの三人しか登場せずに物語は動いていくのですが、その互いの関係性が濃密で。
 一堂に会することはなかったと思うのですけど、しかしそれぞれが相手を意識している三角関係。

 もちろんその中心には「イルカ」がいて、彼の回想によって13年前と現在を交互に渡りながら、かつて起きた出来事の真相、そして現在につながる「最大の謎」が徐々に明らかになっていくのですがー!
 この「最大の謎」を最後まで引っ張る引っ張る。
 憎らしいほどに!(笑)
 可能性は二択しかありえないのだから白黒半丁で決着付くのに、その半分は絶望で半分が歓喜なだけにラストまで気を抜けないったら!
 んもーっ、このリードの仕方には白旗だわっ。


 しかもですねー、その謎を明らかにしたトコの仕上げかたがまた巧い!
 憎らしい!(またかっ)
 どうして過去と現在を繰り返し渡り歩きながら語ってきたのか、その意味や意義が最後になって活きてくるのですよー!
 やーらーれーたー!!!



 キャラ造型も好み!
 感情が溢れることを無意識におさえてしまうタイプの「イルカ」。
 奔放でむき出しの感情を見せてくる「セミ」と出会い、そんな彼が変わっていく様がステキ。
 愛を尊いものと捉えすぎて恐れてしまっていた「イルカ」が、「セミ」といっしょに愛を探す物語なのですよ!!!

 もちろんそれまで一緒にいた「由利」も「イルカ」にとって大切な存在であったことは間違いないのですけれど、彼女は「イルカ」に近すぎて、そして互いを知りすぎていたのだと思うー。
 もうこれ以上近くにも寄れないし、知ることもない。
 そこが限界であり安定である、距離と関係。
 だけど満足するには何かが足りなくて、それを探したかった物語でもありますよねー。

 ぐはぁっ、もどかしいわせつないわ!(≧△≦)


 だけれども、このラストシーンは全てを照らして輝いています。
 過去も、現在も、みらいも。


 うわーうわーうあーっっっ!!!
 要素をつめこみ過ぎな感があって窮屈な展開かもしれないけれど、そんな粗さなんて飛んでった!
 YES! HappyEnd!
 人はみんな倖せになる権利があるって思える温かさが!
 期待のセンセを見つけましたわ~♪




 異世界に迷い込んだ女の子が皇帝の花嫁となり、当初はそりの合わなかった皇帝ともいつしか相思相愛になって倖せをつかむお話。


 んー……。
 お互いの立場や境遇があってそれぞれを受け入れられなかったふたりが結びつくという流れは悪くないのですがー。
 その流れについて、これといって波乱が無いのはどうなのかなぁ……。
 エンタメ作品として起伏がないってのは苦しい気が。

 これといって性格的に問題ない男女が一緒にいれば、そりゃあ気になる仲にもなっていくでしょう……ってカンジで、よろしくない説得力はあるのですが。


 ヒロインのカナエが異世界へやってきた経緯についてもほぼ不明で、これだけ情報に乏しいと同情するにも同情できないカンジ。
 異世界へやってきてからの境遇についても断片的すぎて、ここまで初期情報が希薄ならこの「異世界へ来た」という部分はオミットしても良いのではないかと考えてしまいます。
 「要は」という言い方でするなら、いやおうなく引き合わされた2人が逃れられないシステムを越えて感情的に結び合う……というお話なのですから。
 実家の都合でお見合いのカタチで政略結婚させられたふたりが、しかし家同士の都合が省かれても互いを必要としあう関係性を構築できた……ってことなのですから。



 作品としてここでスッキリとまとめられているとは思いますが、物語としてスッキリしているかには疑問符を付けます。
 ん? 逆かしら?
 書けてるけど描けてない、そんなカンジでした。
 森美術館で開催している「医学と美術展」へ行ってきたー。
 うん、これは面白かった!
 いや、人によっては……な傾向が大きくみられる展示だったかもだけど。
 とりあえず断面図スキー(あれよ? あれのスキーだからね?)へは最初の展示だけでも見に行く価値があるのではないかと。
 同好の士の歴史を感じることができるから。


 以下、メモ書きと照らし合わせながら感想~。


 アンディ・ウォーホールのシルクスクリーンがありました。
 「医学」という部分からは意外だったのですけれど、心臓を描いたそれは今回の展覧会の主旨に極めて沿った作品だったのかもなーと得心。

 白宜洛の大きな心臓の模型「リサイクル」やマグナス・ウォーリーンの3Dアニメ「エクササイズ・パレード」とかは、その意図や方向性は感じられるのですが自己顕示する部分のほうをより強く感じていまって好きじゃなかったかなー。

 そういう芸術面で面白かったのはデミアン・ハーストの「ニューヨーク」!
 5段6段ある陳列棚に薬剤のビンとか箱とかが列んで収められているだけなんですけど、それが「ニューヨーク」って題名付けられると摩天楼のストリート写真みたいに思えてくる不思議!
 しかもなんだかカワイイってところがポイント高し。
 医学という部分になにか「自分の」哲学を投影しているほかのそれより、ただありのまま表現しているところが好きなのかなー。
 ネタをネタとしてだけ昇華しているっちうか。


 近世で用いられた義眼とか半世紀前のレントゲン撮影機とか、工具の展示は興味深かったです。
 いや、興味深いっていうかリアルっていうか……。
 弓形切断ノコギリや穿孔用具、弾丸摘出鉗子とか……。
 これ、実際に使われていたんだよなぁ……って考えると、描かれた作品群よりわたしの中では重みが増しちゃって。

 ああ、男性用マスターベーション防止器とか貞操帯とかも、実際に使われていたんだよなぁって考えたら、より興味が増しましたけどね!(笑)
 マスターベーション防止は英語で「Anti-Masturbatory」って言うんだよ。
 まめ。

 「Anti」ってすごいなぁ……とか。
 魔法の呪文みたいじゃあない?
 これかけられると男の人は自慰ができなくなってしまうギアスの一種。


 工具ではないのですがジョージ・ワシントンの義歯とかダーウィンの杖とかナイチンゲールのモカシン靴とかも展示されてました。
 なんだか非常に「蓬莱学園」臭が(笑)。

 しかもダーウィンの杖なんて、本体がクジラの骨でヘッドが象牙で作られているんですよ?
 欧米人ってこれだから……とか思ってしまったわ。


 未来のアイテムとしてHONDAが製作した体重支持型歩行アシストとか、脳波を検知して走行する脳波駆動式電動車椅子とかも興味深かったですねー。
 少し先の未来のカタチを見せてくれていて。
 HONDAのそれなんてデザインからしてSFとシンパシーありますもん。
 いろいろあって企業としてのアイデンティティを疑いだしてしまいましたが、あそこの根底に流れるスピリッツはやっぱり面白いと思いますね。

 あ、電動イスについていたPCがDellのLatitude D505でした。
 うーん、CeleronMで動かせてしまうのですか……。
 最近のマシンのオーバースペックぶりを感じずにはいられませんね。
 3Dエロゲのためにマシンのスペックが上がっている……ワケではないですよね?(^_^;)



 歴史的なアイテムとしては英国女王のロイヤルコレクションの中から、ダヴィンチの素描が展示されていてなかなか目を引きました。
 解剖図とかのスケッチのしたにダヴィンチのコメントが記されているのですが、これが鏡文字なんですよねー。
 なぜそう記したのか、その意図を考えてしまったりして。

 あと全く体調不良の無いと謳った老人のもとへダヴィンチが話を聞きに行ったら、その数時間後に老人が突然死しダヴィンチが解剖したところ動脈硬化障害による衰弱が分かったー、ダヴィンチの解剖の功績ー……ってカンジで説明されていた箇所があったのですが。
 え、数時間後って、それ怪しくない?とかねとかね!


 杉田玄白の「解体新書」も展示されてた!
 教科書で名前だけ記憶したものをこの歳になって実物見られるとは!
 こういう感動?を憶えるためにも、やっぱり勉強は大切だと思うー。
 勉強してそれが何であるかを知っていないと、生きている時間に得られる感動がその分だけ減ってしまう(増えていかない?)のですから。


 遺伝子の二重螺旋を解明した人フランシス・クリックの螺旋スケッチとか、その意義を考えるととても貴重なモノですよねー。
 こんなスケッチが!!!とか思ってしまったわ~(笑)。
 さらにノーベル賞受賞通知の電報とか、いつかネタにできるかもって知的好奇心。
 20世紀半ばの電報ってこんなカンジなのかーってあたりも。



 そんな次第でわたしの知的好奇心を思いっきり満足させてくれた展示でした。

 場内、携帯電話の使用が不可だったので手帳に書き書き書き……。
 広くない場内なのに2時間くらいみっちり書きながら見て回ったわたしは、関係者からすると異様に映ったかも……(^_^;)。



 で、そのあとは森ビル52階のスカイビュー内にあるラウンジでランチしたり。
 オタクにはアウェーですが、ベーグルが美味しそうだったのでー。
 しかし「今日のランチ」での「クリームチーズとサーモン」が無くなってしまったので現在は「モッツァレラとドライトマトのジェノベーゼ」に切り替わってるって言われたのですがー。
 バジルソース好きとしては問題なしで、笑顔でお願いしちゃったり(笑)。

 そんなランチセット、ベーグルはまあまあでしたけれどスープがイマイチだったかなー。
 ハーブティーとデザートのフォンダンショコラは美味しかったけど。
 今度行くことがあればスカイビュー内のほかのお店にしよっと。
 夏コミ申し込み、完了~っ!!!
 ジャンルコードは800!
 ……この意味が分かるな?(`Д´)

 いえ、ま、FC小説なんですけれども(笑)。
 ええ、はい、『葉桜が来た夏』で(`・ω・´)。


 最初で最後かもしれませんし悔いの残らないようにしたいです。
 ので、わたしひとりだけではなくて『葉桜が来た夏』を楽しんだ人にも参加してほしいな~……なんて思ってます。
 詳細はスペース取れていたら決めますけど、落選していたらコミトレに申し込むかも。
 それくらいには本気です。

 そんな次第なので、ちょっと憶えておいて下さると嬉しいですv



 ラノサイ杯の投票が終了して、いまは集計中……ですよね?
 このあとはてな分が加算されたりして最終結果待ちなんですけれど、とりあえず現状での集計状況を見ているのですがー。
 『紫色のクオリア』が強すぎやしませんか?と、驚き桃の木。
 これはちょっと意外だったかなー。
 下期、そこまで話題になっていたかな?という思いが。

 いや、そうではなくて、ラノサイ杯の時期に投票するほど管理人の皆様のココロに残っていたのかという驚きでしょうか。
 もっとほかに皆様、話題にしていた作品は多かったように感じていたので。

 しかもSFでしょ~?(笑)


 SFといえば『ピクシー・ワークス』が『ほうかごのロケッティア』の上に来ていることも意外。
 先刻申したように、わたしは『ほうかご』のほうが人気あるように感じていたので。
 少なくとも『ピクシー・ワークス』は主人公少女たちのアウトローっぷりについて眉をひそめた管理人さんが多数見受けられたのですよね。
 ですからこういった場での評価は見送られるのではないかなー……と。

 てぇことは、ですよ?
 ライトノベルにおける恋愛要素って、もしかしたらそれほど最上位な要素では無かったりしますか?
 それよりも目標に向かって駆け抜けていく一心さとか、ぶつかったり離れたりしながらも互いを思い合う絆とか、「誰か」のためになにかをしてあげるという自己犠牲と奉仕の精神とか、そういうモノのほうが惹き付けたりするのでしょうか?
 ここ、ちょっと考える余地があると思うー。


 そんなSF作品の健闘ぶりのなかで『アスラクライン』の低迷にしょんぼり……。
 あっれぇぇぇぇぇ???


 これからの注目作家という点では『さよならピアノソナタ』の杉井光センセ、『ベントー』のアサウラせんせあたりでしょうか。
 ああ、『僕は友達が少ない』『ラノベ部』で票が割れた平坂読センセなどは、今回著者別で集計すっればもしかしてトップですか?
 むぅ……。
 デビュー当時は……っと、これは言うのは適しないわ。ごめ。


 と、いうワケで、最終結果待ちデス!
 豊島ミホせんせと初野晴センセは入らなかったですか……(T▽T)。
 「ビールの美味さがわからない」ってスレ?、わりと定期的に立てられていたりしますが。
 コーヒーについても。

 世界的、あるいは社会的に摂取されている食物について「美味しい/不味い」といった個人的好き嫌いで判断することに意味はないと思うー。
 いや、仲間内、あるいは同クラスタで語る分には大いにどうぞってカンジですけども。


 「人間にとって毒ではない」というレベルまで価値が無いものであっても、それが食べられているののならそれはもう「不味い」という理由のみで生活から切り離 すわけにはいかないモノとなっている現状があるのでしょうし。
 その食物しか採れない、とか。


 そして商品として価値が認められていて流通されているモノに対して「不味い」と言うことの不毛さってあるかと。
 社会的に選択の余地が残されている中で、しかしそのモノが選ばれているという事実があるのであれば、それは「少なくない人が『不味い』とは思っていない」という証左にほかならないと思うのです。
 価値が認められているワケですし、食べ物においての価値とは「美味しさ」なのですから。


 であるので、「ビールの美味さがわからない」って言う人は、自分がこの社会に置いて「特異な」価値観念の持ち主であることを誇示したいだけ……なのかなぁ、と可哀相になってしまいます。
 そもそも隣に「美味しい」と思っている人が居るなかで「不味い」なんて自分の考えを押しつけるようなことをすること自体、子供じみているとしか。


 あと、ビールはそもそも苦いものです。
 ですので「美味しさが分からない」ではなく「苦いから嫌い」という分には、まぁ、よろしのではないかと。
 そして苦さという味覚は生物的に危険信号を受理していることであって、その信号は経験によってやわらいでくるという事実もあります。
 であるので、「経験不足」ということのみは事実としてあげられるわけでー。


 美味い!はまぁ幸いであるから良いとして、不味い!というのはどれだけの範囲を味わってから言えたものなのかと小一時間。
 日本で販売されている大手メーカーのそれを食したくらいで全てのそれを「不味い!」と言い切ることができるのかどうか。

 この点では「のどごしが~」ってコメントする人も同様に反発してしまうかなぁ。
 味だっつってんだろ!みーたーいーなー。
 まるでビールに味が無いみたいじゃないですか、「のどごし」だけを強調されると。



 てか、そもそもわたし
 「○○についてわからない」って言い回しが嫌いなんでした!(笑)
 わからない?なら調べなさいよ、判断しなさいよ……って思ってしまうので。

 あー。
 このわき上がる反発心は、それが理由かもだわ(^_^;)。

 ビールは美味しいし、コーヒーも。
 わたしはそう感じてます。
 『消失』の感想でモヤモヤしていたから、池袋へ行って『イブの時間』の特典付き前売り券を買って来ちゃいましたよ!
 いや、そんな気分でなくても買わなきゃ買わなきゃと年始からずっと思っていたのですが!

 昨年末発売開始だったのでもう残っていないかな……と思いつつも、自ら確かめないとどうにもならないわけで。
 しかしやはり期待はせずに窓口へ行ったトコロ――ああああ、あったよ!
 やたーい!(≧▽≦)

 もう今日は『消失』であんな感想吐き出しちゃったから凹んでいたのですけれど、これで良し!
 今日は「映画を見に行った日」ではなく「前売りを買いに行った日」へ記憶を上書き修正(笑)。
 なんて素晴らしい!

 特典DVDはまだ配布されていないとのことで、後日。
 うわ~、楽しみだわ~♪

 まだ若干数残っているみたいなので、関東圏のドリ系な諸氏は池袋テアトルダイヤへ行くといいよ!(>_<)
 『涼宮ハルヒの消失』を見てきたのですがー。
 どうにも合わなかったです。
 原作もこんなカンジだったっけかなぁ……。


 冒頭、なにかが起こっていると察してからのキョンくんの行動が、あまりに浅慮で気持ちが乗れなかったトコロが始まりかなー。
 手当たり次第にクラスメートへ当たってみたり、挙げ句、朝比奈さんには
 「胸の谷間に星形のほくろがあるはずです! 見せて下さい!」
 ――って、あーた。

 作品世界の常識であり、視聴者も一緒になってその共通知を味わうトコロなのでしょうけれど……。
 このあたりのキョンくんの行動は「主人公としての驕り」があるのではないかとカンジてしまったのです(それは制作側の甘えという原点があると感じます。根本的にはキョンくんのせいとは違います)。

 「脇役以下じゃないか。そんなのイヤだ」といったセリフもありましたが、それもなぁ……。


 まぁ、そうして失ったモノの大きさに動揺し、惑い、それでいてようやく辿り着いた「藁」がやはりハルヒであったことにカタルシスがあるのかもしれません。
 この作品のキモのひとつっちうか。
 にしても、そこまでのキョンの行動をわたしはそれほど理解できませんし、察しようにも共感できないのです。


 大変だったな……とは思うものの、事件もなにもかもが用意されていた感があって、空虚なものを覚えてしまったのです。


 ああ、そうか。
 ハルヒと出会い、SOS団の面々と一緒に活動して、さらにその外の社会へもつながりを持った、拡げたキョンくんの、あまりに「世界に用意された主人公然」というポジションが妬ましいから思うことなのかもしれません。
 キョンくんの言葉を借りれば、わたしは「脇役以下」なのですから。


 ヒロインたる長門も、カワイイっちゃあカワイイのかもしれませんけれど……。
 うーん。
 そこまで惚れ込む要素は、わたしにはなかったということで。



 1期?のTV版でわたしが好評したのはライトノベルという媒体の解釈を、京アニがとても深く捉えて描いたトコロにあったとおぼえているのです。
 表現の方法論として。
 あれから数年経ってこの映画「消失」があるわけですが、そこに解釈として京アニらしい表現方法があったのでしょうか?
 ここがなぁ……。
 わたしには見えてこなかったというか。

 作画が綺麗とかそういうレベルの話ではなくてー。
 楽しみにしていたのは長門の可愛らしさでもハルヒの奔放さでも両者のギャップ萌えでもなくて。
 ライトノベルからアニメーションへ、媒体が移るときの技術の変遷と挑戦だったのだと理解します。

 丁寧な作品でした。
 でも、意欲的なアプローチがあったのか、わたしは感じられなくて残念だったのですね。
 平和の温故知新さんが主催していらっしゃるウェブイベント「2009年下半期ライトノベルサイト杯」に参加します。

●新規部門




ピクシー・ワークス
南井大介 *
バーニア600 *
電撃文庫 *
978-4-04-868013-4 文庫 620 9/10
【09下期ラノベ投票/新規/9784048680134】





夏が僕を抱く
豊島ミホ
祥伝社
単行本
【09下期ラノベ投票/新規/9784396633196】





紫色のクオリア
うえお久光 *
綱島志朗 *
電撃文庫 *
978-4-04-867904-6 文庫 641 7/10
【09下期ラノベ投票/新規/9784048679046】





クイックセーブ&ロード
鮎川歩 *
染谷 *
ガガガ文庫 *
978-4-09-451155-0 文庫 660 8/18
【09下期ラノベ投票/新規/9784094511550】



●既存部門





葉桜が来た夏5 オラトリオ
夏海公司 *
森井しづき *
電撃文庫 *
978-4-04-868079-0 文庫 683 10/10
【09下期ラノベ投票/既存/9784048680790】





初恋ソムリエ
初野晴
角川書店
単行本
【09下期ラノベ投票/既存/9784048739986】





アスラクライン (13) さくらさくら
三雲岳斗 *
和狸ナオ *
電撃文庫 *
978-4-04-868141-4 文庫 557 11/10
【09下期ラノベ投票/既存/9784048681414】





鋼鉄の白兎騎士団 IX
舞阪洸 *
伊藤ベン *
ファミ通文庫 *
978-4-7577-4986-3 文庫 630 7/30
【09下期ラノベ投票/既存/9784757749863】





さよならの次にくる〈新学期編〉
似鳥鶏 *
toi8 *
創元推理文庫 *
978-4-488-47303-7 文庫 714 8/28
【09下期ラノベ投票/既存/9784488473037】





煙突の上にハイヒール
小川一水 *
光文社 *
978-4-334-92673-1 単行本(ソフトカバー) 1575 8/19
【09下期ラノベ投票/新規/9784334926731】


 わたしが思うところの「ライトノベル直系」とも言うべき作風で語るなら、『葉桜が来た夏』と『アスラクライン』がガチ過ぎた今回でした。
 僅差で『葉桜』かなー。
 今回『葉桜』を推したサイトさんは個人的に要チェックだわ!(笑)

 『夏が僕を抱く』はラノベ界隈からするとかなり変化球なのはわかりますが、酸っぱくて切ない恋愛観はラノベ読者層に受け入れられる感覚だと思うので、むしろラノサイ杯の主旨的に強烈エントリーさせました。
 ホントに胸がいっぱいになるから、マジで、ガチで!(≧△≦)

 『初恋ソムリエ』はもう、いまの「学園ミステリ」の雄と言えましょう!
 とにかくまずコレ、そして系譜的に<古典部>シリーズを読めばジャンルの王道を理解できると思うー。
 <小市民>シリーズはね、いわゆる「学園」ってところからは外れると思うのよ、ちょっとね……。

 『さよならの次にくる』シリーズは、それらに比べると若干弱いのですが期待上げってことで。
 これも<小市民>シリーズと同じく、「学園」モノって雰囲気からは少し外れてくるんですよねぇ……。


 新規部門では『ピクシーワークス』がアタマひとつもふたつも抜け出てます。
 エンジニア系のプロフェッショナリズムと、女子高生の可愛らしさ、そして若さが突き動かす熱い想いを、ひと夏の経験と合わせて爽快に描いてくれました。
 今期は同じエンジニア系作品として『ほうかごのロケッティア』があるのですが、あちらは……ちょっと……わたしには苦い思いがあるのでパス。
 たーぶーん、ラノサイ杯のなかでは向こうのほうが高評価であろうことは予想できますが。
 ま、それはそれでかまわないのですよーん。


 しかし選択しながらわかったのは、今期やぱしあまり本を読んでいないなーってコトでした。
 いや読んでいないわけではないのですけれど、発売直後に読破するようなスピードを持っていないっちうか。
 最近のスタイルは購入と図書館からの借り出しが半々くらいですからねぇ。
 半年で期間が区切られるラノサイ杯では、ちょーっと苦しい読書スタイルかもですわ~。

 とまれ、これにて今期の投票も終了。
 結果を楽しみに待ちましょう。
 わたしが知らなかった、気付いていなかった、面白い本がたくさんあるといーなーv




 かつて心に傷を負い、大人になったいまもその過去に責められている男女が出会う物語。


 上手くできた物語だなー……ってのが正直なトコロかなー。
 面白くなくはないし、むしろ面白いって言っても良いんですけれど、その始まりたる位置の設定が気になるっちうか鼻につくっちうか。
 作りすぎなんじゃない?って。


 とにかく「一般人」たる立場の人が居ないのですよね、ストーリーテラーに。
 みんな傷を負っているし、どこか壊れている。
 物語は真っ当に進むのですけれど、スタートにそうした特異な設定が必ずあるために、物語の価値そのものが設定に依存しすぎてしまっているような気がするんですよー。
 設定ありきの物語、っちうか。


 もちろんフィクションのお話を作るにあたっては特異な設定を用意するのは当然です。
 でも、それにばかり寄りかかっては安易なのではないかなーって。
 反面、それだけのことを用意したのだからドラマティックであるには違い無いのです、けど……。


 んー……。
 良し悪しではなく、方法論への好き嫌い……かなぁ。
 少なくとも、この1作だけで綾崎センセの絶対的な評価をするのは、わたしには難しいなぁ。


 そうした物語の起点たる設定にも、どことなく偏りがあるのが気になります。
 簡単に言えば、女子のそれが男子に比べて重いのです。
 逆に男子のそれは精神的すぎて甘えた部分もカンジるっちうか。
 そして女子のそれにあたっては「不妊」というキーワードが重なりすぎていて、もしかしたらこれは綾崎センセの人生観に由るものなのかなぁ……とか思ったりして。
 「子ども」=「倖せ」みたいな。

 これが「女性の倖せは出産である」みたいな感覚だったりしたら危ういものを感じますけど、これもまたこの1作だけでは不明な部分であるワケで。



 物語という調理法に比べて、設定という食材には良いものを「集めすぎた」カンジ。
 しかし調理法自体は間違ったものではないので、できあがった料理が美味しいのもわかるわかる……という感想、かなー。
 次回作へ期待するのはこのあたりのバランスかな、わたしは。
 とにかく次の作品が気になるセンセではあります。
 富士フイルム、ペット検出機能など搭載の「FinePix」6機種を発表
 この春、コンデジ購入を検討しているわたしにはこの中から選ぶことになりそうで。
 初めてのコンデジなので取り回しの善し悪しとか機能の充実ぶりとかわからないですし、ぶっちゃけなんだってかまわないのですがー(笑)。
 富士のメインを張るFシリーズの最新機種は、いまだ日本発売は未定らしいですし・

 そういう次第なので、このなかではFinePix XP10が気になります。
 理由はボディデザインとカラーリング。
 ほんっとに機能と関係ないトコで選んでる~!(笑)

 まぁでも、実際に手にしてみないと決められないかなー。
 発売前にどこかで手にできないかしらん?



 ペンタブ、新しくしましたー。
 最近、絵を描く時間も減ったってのに(笑)。
 んでもワイド画面のモニタにしたので、ペンタブも合わせないと気持ち悪い操作感になるので、ここは止む得ず(>_<)。

 これまでと同じくintuosシリーズなのですが、サイズを600系から840へ大きくしました。
 机の上で場所取っちゃってもー。
 しかし作業領域はあまり大きくなった感をカンジなかったりして(^_^;)。
 1200にしないと意味無かったかなー。
 宝の持ち腐れだとしても!(笑)



 Twitterを読み返して、こちらへも改めて残しておきたいものを。

 ある創作物に対して否定的な感想を抱いたとき、その創作者が感想に対して「好みに合わなかったようで『残念』です」っていうのはなにか違うと思うのです。
 その発言においては、創作物は絶対の価値を持っているものであって、それを理解できなかったことへの心残りがあるのではないかと。
 つまり、『残念』なのは「感想者の感性」であるというかー。

 創作物の瑕疵を考慮していないのではないかと思うのです。
 あるいは絶対の自信かもしれませんけれど。

 そもそも「好みに合わなかった」という部分からしてそうなのかも。
 いや、まぁ、そういう考えにはわたしも賛同できるのです。
 ひとそれぞれ、感性も観念も千差万別だってことは。
 でもそれで片付けちゃっていいの? 創作者は?

 たかが消費する側の人間でしかないわたしが言うのは傲慢ですけれど、それで片付けてしまうことは謙虚さが足りないのではないかと思ったりしたのです。


 自分の創作物には価値がある……と思っている人よりも
 自分の創作物には価値があるのだろうか……と疑っている人をわたしは尊敬します。
 ただ、それだけ。



 ハイチの大地震の被災者へ千羽鶴を送ろうと言ったらブログが炎上した問題。

 発起人の人はただ善意の表し方を知らないだけなんだと思うー。
 その行為や想いを偽善と言った人がいるけれど、それは違うのでは?
 そこに被災者を救いたいという気持ちがあれば、それは偽り無く「善」。
 ただまぁ、非効率的だよね……という話で。

 救いたいという気持ちがあるなら、どうすれば救えるのか、なにをすれば救ったことになるのかを考えないと。
 千羽鶴を送って、被災者の状況がどう変わるのかを考えましたか、っちう。

 そうしたことも含めてやらない善より、やる偽善…って論で語るなら、それは偽善ではなく独善でしょう。
 扱いに困るという点では同義かもしれませんけど。




 はいはいはい、そんなカンジで生きてますよー。
 むしろTwitterでは饒舌なんじゃないかってくらい(笑)。
 思考のカオス化っちうか、なにかが生み出されるような不思議な感覚がありますよね、Twitterは。
 たいていは益体もない「つぶやき」であっても。


 タイムイズマネー! ボヤッとしてたらあっと言う間に1ヶ月が過ぎてしまう今月も、よしなに願います。
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