SF冬の時代とか呼ばれていたとか呼ばれているとかありますけれど、ホントなのかなぁ? 『SFマガジン』が創刊50周年ということを目にして感じます。
ライトノベルだってそれなりの時代を経てきているハズなのに、それ系の雑誌なんて休刊や変遷を繰り返して、いまだ業界を代表する1冊すら作れていないのに。 それぞれのレーベルが自社レーベルを宣伝するためにバッラバラに作っているだけで、体系的に業界を俯瞰するような雑誌が生まれていない次第。
これって、ジャンルとして定着していない……って言ってしまえる状態なんじゃないですかねぇ。 冬の時代とか嘆く以前のハナシ。
ランキングを実施してそれっぽくしている風潮はありますけれど、それってどこか「賑わっている」雰囲気を演出しているだけのパフォーマンスに思えて……。 某かの権威付けを行う前に、もっと進むべき道があるような気がしている今日この頃です。
結局、誰も「ライトノベル」なるものを理解せぬまま時間だけが過ぎて、いまさらそれを問うステージでもなくなってしまったということに問題があるのでしょう、か(笑)。 そうであれば「ライトノベル」という言葉から一歩離れたスタンスを取り続けている電撃文庫は「わからないことをわかっている」という賢明さがあるのではないかと思います。 そしてそれが強みでもある、と。
スポンサーサイト
|