野球の魅力も語らずして「野球をやりましょう!」では、同級生のみならず視聴者も放置なカンジがしました。
で、じゃあ大正少女たちのハイカラな可愛らしさで勝負するのかと思いきや、とにかく「野球をやる」という目的のためだけに動かしっぱなしなのでキャラの魅力を語るところまでいっておらず。
なんちうか、こう、「大正時代」「女の子中心」「野球」という三題噺を作るという行為の面白さ以上の見どころを感じなかったー……。
とにかくキャラクターとストーリー上のモチベーションが無いというか見えてないところがなぁ……。
男性にバカにされたから見返してやりたいという晶子さんの気持ちもわからないではないのですけれど、「だから野球でなければならない」という説得力には欠けますしー。
それって晶子さんの一時的な感情に過ぎなくて、そもそもが作中で問われた「女性の社会進出についてどう思いますか?」に対しての彼女の答えが示されていない次第。
そんな晶子さんになあなあで付き合い続けていく小梅の性格にも納得いかないものをおぼえるのですよねー。
このふたりがどういう関係であるのかを描いていないので、小梅の晶子さんへ対する協力意識にも賛同しかねるところがあるのですよー。
男だからって威張らないでよ!女は引っ込んでろ!……というジェンダーを意識させたいのなら動機のほかにもその差別意識の世界を「証拠」として描いておくべきだと思うー。
つまりは簡単に言っちゃうと、今作って、スタート時に押しも引きも無いってことに。
公式サイトでのブログ?では「大正時代はうんぬん」といった知識が披露されてましたけれど、それは作品のなかで表してくれないと。
たしかに男尊女卑がまかりとおる時代だったのかもしれないですけれど、そういう事実があるからと説明に怠けているのではいけないと思うー。
そこはフィクションとノンフィクションとで境界があるのだから……。
これからキャラクターの内面や相関がわかってくれば興味を引くのかもしれませんけれど、とにかく現状では「なぜ彼女たちは野球をするのか」を語ることすら徒労なのですよね。
そういう作品なのだから、としか言えないという……。
原作ありきの作品なのでアニメだけで論じるのはシリーズ構成のかたに申し訳ないですけれど、でもこれはなぁ……。
それと本編とは違うのですが、
公式サイトがちょっとアレなカンジ。
登場人物の紹介文が企画書のそれから脱けだしていないカンジで、魅力的に視聴者へ訴えかけようという意識に乏しいっちうか。
読点多用でリズム悪いし、段落文頭で一文字送らないので見た目も悪い……と。
それと相関図を作ったなら、その図のほうからでも飛べるようリンク貼るべきなんじゃないかなぁ。
利便性、悪すぎです。
尾張紀子嬢の紹介がフォーマットに即してないところも、なんだかやっつけ感が漂ってきて……。
書くことが無いなら載せる必要も無いと思いますし、他のキャラと同等のウェイトがかかってくるなら相応の紹介文を用意すべきだと思うー。